第1章 高齢化の状況(第1節)
第1節 高齢化の状況
○高齢化率は28.9%
- 我が国の総人口は、令和3年10月1日現在、1億2,550万人。
- 65歳以上人口は、3,621万人。総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.9%。
- 「65歳~74歳人口」は1,754万人、総人口に占める割合は14.0%。「75歳以上人口」は1,867万人、総人口に占める割合は14.9%で、65歳~74歳人口を上回っている。
- 令和47年には、約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上。
「高齢者」とは
高齢者の用語は文脈や制度ごとに対象が異なり、一律の定義がない。「高齢社会対策大綱」(平成30年2月閣議決定)では、便宜上、一般通念上の「高齢者」を広く指す語として用いている。本白書においても、各種の統計や制度の定義に従う場合のほかは、一般通念上の「高齢者」を広く指す語として用いることとする。
なお、高齢者の定義と区分に関しては、日本老年学会・日本老年医学会「高齢者に関する定義検討ワーキンググループ報告書」(平成29年3月)において、75歳以上を高齢者の新たな定義とすることが提案されている。
また、「高齢社会対策大綱」においても、「65歳以上を一律に「高齢者」と見る一般的な傾向は、現状に照らせばもはや現実的なものではなくなりつつある。」とされている。
※なお、本白書では原則として65歳以上75歳未満、75歳以上に分けて記載している。