平成17年度 交通事故の状況及び交通安全施策の現況、平成18年度 交通安全施策に関する計画 概要
I 現況の概要
第2編 海上交通
第2章 海上交通安全施策の現況
I 現況の概要
第2編 海上交通
第2章 海上交通安全施策の現況
1 海上交通環境の整備
◆交通安全施設等の整備
社会資本整備重点計画に基づき、開発保全航路、港湾の整備、港湾の耐震性の強化等を行った。また、漁港漁場整備長期計画(平成14~18年度)に基づき、外郭施設等の整備を通じて漁船の安全の確保を図った。
2 海上交通の安全に関する知識の普及
◆海難再発防止のための調査・分析に基づく安全指導
平成16年の海難船舶について、用途別では漁船とプレジャーボートによる海難が全体の約7割を占め、原因別では、見張り不十分等の人為的要因に起因するものが海難全体の約7割を占めていたことから、17年においては、漁船とプレジャーボートの海難の発生傾向や特性を踏まえ、海難防止講習会や訪船指導等を通じ、ライフジャケットの着用推進、見張りの励行等、海難防止に係る指導を展開した。
3 各種船舶等の安全対策の充実
◆プレジャーボート等の安全対策の推進
特に海難の発生の可能性が高い沿岸部については、プレジャーボート等の活動が活発化する時期及び海域を考慮しながら、巡視船艇・航空機を効率的に運用するとともに、ヘリコプターの機動性、捜索能力、つり上げ救助能力等を最大限に活用する等、救助体制の強化を図った。