平成20年度交通安全施策に関する計画
第1部　陸上交通の安全についての施策
第2章　鉄道交通の安全についての施策
第2節　鉄道の安全な運行の確保

第1部　陸上交通の安全についての施策

第2章　鉄道交通の安全についての施策

第2節　鉄道の安全な運行の確保

　鉄道事業者の経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制の構築を推進するとともに、その構築状況を国が評価する「運輸安全マネジメント制度」を充実させ、より一層の安全性の向上を図る。
　また、鉄道の安全な運行を確保するため、保安監査の強化・充実を図るとともに、乗務員及び保安要員の知識及び技能の向上を図るよう指導する。また、国民全体に対しても広報活動を通じて安全意識の高揚を図る。
　さらに、JR東日本羽越線列車脱線事故が発生したことを踏まえ、強風対策についてソフト・ハードの両面から検討を進め、結論の得られたものから速やかに実施する。
　また、陸・海・空（鉄道、船舶、航空）の事故等における原因究明機能の高度化や再発防止機能の強化を図るため、国土交通省の外局として「運輸安全委員会」を設置することを予定している。
　鉄道交通に影響を及ぼす自然現象について、気象情報等の内容の充実と効果的利用の推進を図るため、第1部第1章第3節で述べた施策を講じる。特に、走行中の列車における地震発生時の列車転覆等の被害の防止に資するよう、緊急地震速報の鉄道交通における利活用の推進を図る。

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