平成21年度 交通安全施策に関する計画
第2部 海上交通の安全についての施策
第3節 船舶の安全な運航の確保

第2部 海上交通の安全についての施策

第3節 船舶の安全な運航の確保

 海事関係者の知識・技能の維持向上や安全な運航に係る体制を確立することにより、船舶の運航面からの安全の確保を図る。
 そのため、船員、水先人、旅客船事業者及び内航海運業者の資質の向上、船舶の運航管理等の充実に関し、運航労務監査の強化、重大事故発生時の再発防止対策等を推進するとともに、事業者の経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制の構築の推進やその構築状況を国が評価する「運輸安全マネジメント制度」の充実、また、船舶所有者が自主的に船員災害に係るリスクアセスメントとPDCAサイクルという一連の過程を定めて継続的な改善を行うことにより安全衛生水準の継続的かつ段階的な向上を図る「船内労働安全衛生マネジメントシステム」のガイドラインの普及促進等を図る等、船員災害防止に向けた計画的な取組を行う。
 さらに、船員を取り巻く環境変化を踏まえ、船舶の運航に関する学術の教授や航海実習を行う各船員教育機関の教育訓練内容等について、行政の減量・効率化の要請にも的確に対応しつつ、改善を図る。
 海難の再発防止や被害の軽減に資するよう、引き続き的確な原因究明を行う。

  1. 船員の資質の向上
  2. 船舶の運航管理等の充実
  3. 船員災害防止対策の推進
  4. 新水先制度の適確な推進
  5. 海難原因究明体制の充実

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