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「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」及び提言について
最高速度違反を始めとする交通違反の取締りは,交通事故の抑止のために行われるものであるが,交通指導取締りについて,その取締り場所が固定化し,交通事故抑止に効果のある取締りになっていないのではないかとの指摘もあったところである。
そこで,警察庁では,よりきめの細かい交通事故分析の結果に即して一層効果的な取締りを実現するとともに,交通指導取締りの前提となる最高速度規制等の在り方についても検討を進めていくことを目的として,平成25年8月から同年12月にかけて,国家公安委員会委員長が主催し,学識経験者,自動車評論家,交通弱者等関係団体の関係者等から構成される「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」を開催した。
交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会構成員
(幹事)
- 森本 章倫 宇都宮大学大学院工学研究科教授
(委員)
- 太田 勝敏 東京大学名誉教授
- 栗山 泰史 (一社)日本損害保険協会シニアフェロー
- 佐藤 久実 自動車評論家
- 佐藤 辰夫 (公社)日本PTA全国協議会専務理事
- 清水 和夫 自動車評論家
- 中島 聡美 (独)国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所成人精神保健部犯罪 被害者等支援研究室長
- 中嶋 悟 (株)日本レースプロモーション取締役会長
- 西田 泰 (公財)交通事故総合分析センター特別研究員
- 星 周一郎 首都大学東京都市教養学部法学系教授
※所属は懇談会当時のもの(委員:五十音順,敬称略)
この懇談会において「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する提言」が取りまとめられ,最高速度規制や交通指導取締りの在り方についての今後の方向性が示された。警察では,提言を踏まえた各種施策の実施により,より交通事故抑止に資する取締り,最高速度規制等の実現に向けた取組を進めている。
交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会における検討状況等
【懇談会】
- 第1回 平成25年8月1日
- 速度取締りの現状と課題について
- 速度規制の目的と現状について
- 第2回 平成25年10月16日
- 取締りワーキンググループにおける検討状況の中間報告について
- 速度規制等ワーキンググループにおける検討状況の中間報告について
- 第3回 平成25年12月18日
- 交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する提言(案)について
※ 懇談会内には,取締りワーキンググループ及び速度規制等ワーキンググループが設けられ,両ワーキンググループにおける検討結果を懇談会の全委員が随時共有することにより,懇談会における議論の深化が図られた。
【取締りワーキンググループ】 | 【速度規制等ワーキンググループ】 |
第1回 平成25年8月26日 | 第1回 平成25年8月30日 |
第2回 平成25年9月25日 | 第2回 平成25年9月25日 |
第3回 平成25年10月25日 | 第3回 平成25年11月11日 |
第4回 平成25年11月19日 |
【政府ホームページ掲載先】
「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」の議事概要及び資料は,下記ホームページに掲載している。
http://www.npa.go.jp/koutsuu/index.htm