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運転中の携帯電話使用等対策について(運転中の「ながらスマホ」対策を含む)

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近年,交通事故件数が減少し,交通事故死者数が67年ぶりに4千人を下回ったが,運転中の携帯電話使用等に係る交通事故が増加傾向にある。平成28年には,1,999件発生しており,5年前(23年)と比較すると,約1.6倍となっている。

特に,スマートフォンの画面を注視していたことに起因する交通事故は約2.3倍に増加している。

運転中に携帯電話等を使用することは重大な交通事故につながり得る極めて危険な行為であることから,関係機関・団体等と連携し,運転者等に対して広報啓発を推進するとともに,携帯電話使用等の交通指導取締りを推進している。

広報啓発用ポスター

合わせて,ゲーム業界団体に対しては,安全対策等に関する取組の呼びかけ,自動車運送関係の業界団体に対しては,乗務中の携帯電話等の使用禁止について文書により徹底するとともに,運転者が乗務中に携帯電話を使用したことが判明した場合には,運送事業者に対し,監査及び処分等を厳格に実施するなど,関係府省庁一体となり,地方公共団体,関係機関,団体等と連携して対策を総合的に推進していくこととしている。

原付以上運転者(第1当事者)の携帯電話使用等に係る交通事故の発生状況(平成23年以降)
      23年 24年 25年 26年 27年 28年
交通事故
件数
事故要因
あり
通話目的使用 223 214 202 179 175 159
画像目的使用 409 575 643 690 846 927
ハンズフリー使用 34 47 40 32 52 47
その他動作 614 822 802 739 879 866
小計 1,280 1,658 1,687 1,640 1,952 1,999
該当無し 654,068 628,675 594,605 542,192 507,527 472,184
調査不能 619 392 366 447 571 593
655,967 630,725 596,658 544,279 510,050 474,776

注 1 「通話目的使用」とは,携帯電話等の音声による情報伝達を目的として当該装置を用いることをいう(ハンズフリーを除く。)。
2 「画像目的使用」とは,携帯電話等の画像表示部位を注視すること及び同目的でボタン操作をすることなどをいう。
3 「ハンズフリー使用」とは,携帯電話等をハンズフリー装置を併用して操作又は通話することをいう(タクシー無線を含む。)。
4 「その他動作」とは,上記以外の携帯電話等に関する動作をいう。

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