第2部 海上交通の安全についての施策
第5節 小型船舶の安全対策の充実
漁船，プレジャーボートなどの小型船舶による海難が海難全体の約８割を占めるとともに，その原因の多くがヒューマンエラーであることから，マリンレジャースポーツ関係者，漁業関係者が自ら安全意識を高めるための取組等を関係機関，民間ボランティア等が連携して推進する。
このため，ヒューマンエラーを防止するためスマートフォンを活用した衝突防止対策や情報提供の拡充，AISの普及促進等を推進する。また，関係機関や小型船安全協会等の民間安全指導団体と連携の上，地域性や船種別の特徴等を踏まえ，海難防止講習会，訪船指導等を実施し，海難防止思想の普及を図るとともに，小型船舶操縦者の遵守事項等（発航前検査，見張りの実施等）の周知・啓発を推進し，違反者への是正指導を実施する。
さらに，平成30年２月１日から原則としてすべての小型船舶乗船者にライフジャケットの着用が義務化となることについて，リーフレットの配布，インターネットの活用など様々な方法で周知を図る。
また，ボートパーク整備等の環境整備を推進する。
- ヒューマンエラーの防止
- 遵守事項の周知・啓発
- ライフジャケット着用率の向上
- プレジャーボートの安全対策の推進
- 漁船等の安全対策の推進
- ボートパーク，フィッシャリーナ等の整備