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高速道路の正面衝突対策について

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国土交通省では,重大事故につながりやすい暫定2車線区間での正面衝突事故の緊急対策として,ラバーポールに代えてワイヤロープを設置することによる安全対策の検証を実施している。

○ 大半がラバーポールで区分されている暫定2車線区間では,対向車線の飛び出しによる正面衝突事故が年間約300件発生しており,事故が発生すると重大事故となる確率が高い。

【ラバーポール区間】。写真
【暫定二車線(有料)の事故件数(H27)】。死亡事故では対向車線飛び出し事故が7割近くを占めている
【死亡事故率】。高速道路4車線以上に比べ、高速道路暫定2車線が約2倍、一般道路が約4倍になっている

○ 暫定2車線区間での反対車線への飛び出しを防止するための緊急対策として,ラバーポールに代えてワイヤロープを設置し効果を検証。

【ワイヤロープの特徴】。高い衝撃緩和性能、既存幅員内で設置が可能、短時間で容易に開口部を設置
【ワイヤロープ試行設置区間】。写真

○ ワイヤロープ試行設置区間における死亡事故は0件(平成29年12月末時点)。

【対向車線飛び出し事故防止例】。対向車線に乗り上げると押し戻される様子の写真

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