第2部 海上交通の安全についての施策
第4節 船舶の安全性の確保
船舶の安全性を確保するため,国際的な協力体制の下,船舶の構造,設備,危険物の海上輸送及び安全管理システム等に関する基準の整備並びに検査体制の充実を図る。
近年,国内だけでなく海外でも旅客フェリーの車両積載区画で火災事故が多発しているため,旅客フェリーの火災安全対策に取り組む。
国際海上輸出コンテナに係る事故を防止するため,荷送人等による総重量の確定や船社等への情報の伝達の確実な履行のための対策を講ずる。
我が国に入港する外国船舶に対し,1974年の海上における人命の安全のための国際条約等に基づく船舶の航行の安全等に関する監督を推進する。さらに,ユニバーサルデザインの観点も考慮した必要な対策を講ずる。
船舶の安全性を向上させるため,操船支援技術等の船舶・舶用機器のインターネット化(IoT)やビッグデータ解析等を活用した技術の開発を支援するとともに,自動運航船の実用化に向けた実証事業等を実施する。
- 船舶の安全基準等の整備
- 船舶の検査体制の充実
- 外国船舶の監督の推進