第3部 航空交通の安全についての施策
第5節 無人航空機等の安全対策
無人航空機については,登録制度や飛行の許可・承認制度のほか,令和4年12月より運用を開始した機体認証制度や操縦ライセンス制度等を定めた航空法(昭27法231)やガイドライン等により,引き続き安全を確保していく。また,有人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)の実現等に伴い, 無人航空機の運航頻度が上がることが予想されるところ,「空の産業革命に向けたロードマップ2022」に沿って,無人航空機のより安全で効率的な運航の実現のため,運航管理システム(UTMS)の段階的な導入に係る検討を進める。
「空飛ぶクルマ」については,諸外国の動向を注視し,国際的な調和に努めつつ,飛行の安全確保のため,機体の安全基準,操縦者の技能証明,運航安全基準等を含め,「空の移動革命に向けた官民協議会」を通じて官民での議論を加速させ,令和7年の大阪・関西万博における飛行の開始を目指し,必要な環境整備を推進する。
- 無人航空機の安全対策
- 「空飛ぶクルマ」の安全対策