沖縄都市モノレール(ゆいレール)
ゆいレールは、平成15年8月10日に開業した沖縄県で唯一の軌道系の交通機関であり、沖縄の玄関口である那覇空港と、世界遺産に指定された首里城跡のある那覇市首里地域を結んでいます。
沖縄には、第二次世界大戦前には、軽便鉄道(嘉手納線、糸満線、与那原線)などの軌道系の交通機関がありましたが、戦後は、本島内の交通はもっぱら自動車に依存するようになりました。このため、特に那覇市及びその周辺の都市圏では、人口の集中やモータリゼーションの進展に伴い、激しい交通渋滞が発生し、深刻な問題となっています。
ゆいレールの建設は、こうした問題の解決を図るため、沖縄県の本土復帰直後から検討されていたもので、平成8年3月に運輸事業免許が取得され、同年11月に工事が着工されました。
国、沖縄県及び那覇市が高架橋などの軌道構造物を公共事業(道路整備事業)として整備し、車両などの調達や開業後の運営は第3セクターである沖縄都市モノレール株式会社が行っています。
また、モノレール駅周辺における交通広場の整備やまちづくりも進められています。
モノレールの概要は以下の通りです。
[1]名称 沖縄都市モノレール(愛称 ゆいレール)
[2]営業区間 那覇空港(那覇空港駅)~那覇市首里汀良町(首里駅) 12.9km
[3]駅数 15駅(起終点含む)(平均駅間距離920m)
[4]所要時間 約27分
[5]建設費 1,128億円(うち国庫補助負担金618億円)
詳しくはこちらを参照してください。
沖縄都市モノレール株式会社