大型旅客船ターミナル整備事業

1.事業の概要

 沖縄県の自立的経済発展のリーディング産業として観光産業が位置づけられています。
 そのなかでも、国内外からの大型クルーズ船を利用した観光の進展は、今後、ますます期待されているところです。
 しかし、現在は、大型外航クルーズ船が定期就航しているにもかかわらず、観光客を受け入れる専用の岸壁やターミナルがなく、貨物を扱う岸壁を利用している状況です。こうした状況は、沖縄の観光イメージの低下のみならず、人と貨物が混在することによる安全性への懸念や荷役作業の効率化の低下など問題となっています。
 こうした問題を解決するため、現在、那覇港及び石垣港において大型旅客船ターミナルの整備が進められています。

2.整備概要

(1)那覇港

整備内容
 岸壁(-9.0m:延長340m)、臨港道路、ふ頭用地
 ※本施設は、大規模地震が発生した場合の緊急物資対応の耐震機能も備えたものとなっています。
 ※平成21年9月22日より暫定供用

(2)石垣港

整備内容
 岸壁(-9.0m:延長240m)、泊地(-9.0m)、防波堤など


那覇港泊ふ頭地区


暫定供用中の岸壁に接岸している大型クルーズ船


石垣港新港地区