駐留軍用地跡地利用の促進に関する取組状況等について

資料3

1 普天間飛行場の跡地利用の促進について

  • 宜野湾市及び沖縄県は、平成17年度を目途として、具体的な跡地利用計画の基礎となる普天間飛行場跡地利用基本方針を策定することとし、国と密接な連携を図りつつ、取りまとめの作業を進める。
  • 基本方針の策定に当たっては、市及び県は、「普天間飛行場跡地利用基本方針策定審議調査会(仮称)」を共同で設置すること等により、地権者等関係者の意見の十分な反映に努める。
  • 市においては、国及び県との密接な連携の中で、関係地権者等意向醸成・活動推進調査、自然環境調査、埋蔵文化財発掘支援関連調査等の基本方針策定関連調査に引き続き取り組む。また、県においても、同様に、中南部都市圏への機能導入に関する調査、埋蔵文化財広域発掘手法検討調査等の関連調査に引き続き取り組む。

2 その他の跡地利用の促進に向けた主な取組等について

【北谷町】
  • キャンプ桑江北側地区については、平成15年度末を目標に事業認可手続に向けた取組を進めており、引き続き、埋蔵文化財に関する調査、国道との段差解消等の課題の解決に向けて取り組むほか、喫緊の課題である国道横断排水路の改修について適切な措置が講じられるよう、関係者間で連携して取組を進める。
【那覇市】
  • 那覇港湾施設については、これまでの国、県及び関係市町村の取組を参考に、地権者合意形成のための条件整理等の跡地利用計画策定に向けた取組、埋蔵文化財に関する調査の効率化のための検討等を進める。
【宜野湾市】
  • キャンプ瑞慶覧(宜野湾市地区)については、平成15年7月に取りまとめられた跡地利用基本構想を踏まえ、より具体的な跡地利用基本計画を策定する等の取組を進めるとともに、構想段階で抽出された課題についてその実現化に向けた検討を行う。
【沖縄市・北中城村】
  • キャンプ瑞慶覧(ライカム・ロウワープラザ地区)については、両市村それぞれにおいて策定してきたこれまでの基本計画等を踏まえ、平成16年度に統一基本計画案を策定することとし、それに向けた取組を進める。
【北中城村】
  • キャンプ瑞慶覧(喜舎場ハウジング地区)については、道路整備を含めた事業手法等について、関係機関との連携・協議を進める。
  • キャンプ瑞慶覧(泡瀬ゴルフ場地区)については、これまでの経緯、地権者意向等を踏まえて跡地利用の基本的方向を検討する。
【恩納村】
  • 恩納通信所跡地については、「沖縄亜熱帯計測技術センター」や、現在計画が進められている沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業(いわゆる沖縄懇談会事業)による「ふれあい体験学習センター」の立地を活かした利用、また、沖縄科学技術大学院大学の計画内容と関連した跡地利用のあり方について検討を進める。
【金武町】
  • ギンバル訓練場については、平成15年8月に設置された「ギンバル訓練場跡地利用検討委員会」を中心とした取組体制の整備を図り、周辺整備計画も含めた跡地利用計画の策定に向けた取組を進める。
【読谷村】
  • 読谷補助飛行場については、引き続き跡地利用の全体計画策定に向けた取組を進めるとともに、国有財産の有効活用などの必要な措置について、国及び関係機関との協議調整を進める。
  • 楚辺通信所、瀬名波通信施設、嘉手納弾薬庫一部地区(国道東)については、跡地利用促進に向けて引き続き検討を進める。