【小学生部門】 ◆佳作 福永 瑠海(ふくなが るか)
車いす体験福永 瑠海(土佐市立波介小学校5年 高知県)
ぼくは、五年生になって少ししてから、六年生と車いす体験をしました。体育館や県道で車いす体験をしたり、六年生たん任のわたなべ先生の話を聞いたりしました。
一番心に残ったことは、県道での車いす体験です。一班から五班に分かれました。ぼくの班のルートは、学校を出発して、新道を通り、波介保育園によります。そして、いぶき君の家の前の坂を上って、きゅう道を通って学校に帰ってきます。その中でぼくが見つけたあぶないところや車いすが進みにくいところは、四か所あります。
一か所目は、新道の坂です。坂自体はそんなに急ではないけど、と中でつかれて力がなくなるので大変です。
二か所目は、いぶき君の家の前の坂です。とても急で、進みにくいし、後輪から手をはなすともうスピードで下っていってあぶないからです。
三か所目は、きゅう道の歩道です。歩道がせまいので、車いすが歩道からはみ出てきけんです。
四か所目は、学校に近いところのきゅう道です。がたがたで、進みにくくきけんです。だれかが、
「こけそうやね。」
と言っていたので、みんなもあぶないと思っていることが分かりました。
これとは逆に、進みやすかったところや、安全・安心なところは三か所あります。
一か所目は、新道の坂の前までです。歩道が広く、平らで、しかも坂がないので、とてもスムーズに行けます。
ぼくは、
「ここいいね。」
と言いました。ここ以上によかった道はありませんでした。
二か所目は、学校の横断歩道の近くの歩道です。木がたくさん立っていて、いつでもかげになります。それに、歩道が広いので、車いすの人が休けいする場所には、ちょうどいいと思います。
三か所目は、新道全体です。えん石とガードレールがあり、車いすが歩道からはみ出ないからです。ガードレールがなかったら、そこを通るとき、少しでもタイヤのバランスがくずれると、車いすごとおちて、とてもきけんだからです。
ぼくが、いつもぜんぜん気にしないで通っている道は、車いすで通ると、前に進むのがむずかしいところがたくさんあって、大変だったので、同じ道でも、車いすの人とふつうの人では、感じていることがぜんぜんちがうんだなと思いました。きけんなところやほそうされてないところを直してくれたら、通りやすくなって、車いすの人がいい気持ちになれるので、ぜひそうしてほしいです。ぼくは、車いすの人が通ったら、通りやすいように、よってあげるようにしたいです。