【小学生区分】 ◆優秀賞 近藤 咲来(こんどう さら)

見えるざしきわらし 近藤 咲来(神戸市立ひよどり台小学校3年 神戸市)

わたしの弟にはしょうがいがあります。せいちょうがゆっくりで会話はできないけれど、さいきんは、少しずつできるようになりました。おかあさんが、自へいしょうとおしえてくれました。一つ下の二年生。にがてなことがたくさんあるけど、どうぶつが大すきで絵をかくこともすきです。わたしのしらないどうぶつの名前もよくしっています。そこは、「すごいなぁ。」と思いました。けいさんもとくいです。わたしは、まけそうです。にがてなこともおおいけどわたしよりもできることもあるのは、すごいとおもいます。

弟は、見えるざしきわらしのようです。イタズラもよくします。かべに絵をかいたり、走ってうしろをかくにんしながらわらっていたりそれをみないようにかくれてみると、家のピンポンをならしたりします。イタズラをして楽しんでいます。弟は、とてもうんがいいです。くじ引きでよいものがあたります。だから見えるざしきわらしだと思いました。イタズラして、みんなをおこらせたりしてもそのイタズラの中にみんなをクスッとわらわせることをいったりしたりするのでさい後はみんなをえがおにする力があります。こまったところもあります。わたしのノートにらくがきをします。一マスごとにどうぶつをかいていました。どうぶつの絵をかくことが弟らしいと思いましたが、わたしのせいでもあります。かたづけてなかったからです。

学校での朝会でギャーギャー言ったりすることがたまにあります。その時にまわりの友だちにわたしをみられることが少しはずかしいです。でもギャーギャー言うのはしょうがないし弟にも理由があります。言葉でうまくつたえられないからです。

弟は、会話はできないけれど、言っていることは分かっていると思います。ゆっくりですが、少しずつしゃべれるようになっています。もっとしゃべれるようになっていっぱい話せるといいなぁと思います。見えるざしきわらしなのでこれからも大事にしたいです。弟を大事にするとわたしもしあわせになれるからです。