【小学生区分】 ◆佳作 萩生田 哲汰(はぎうだ てった)

ぼくの大切なお姉ちゃん
萩生田 哲汰 (相模原市立清新小学校 4年 相模原市)

ぼくには、障がいのあるお姉ちゃんがいます。小さいころは、お姉ちゃんに障がいがあるとは、感じなかったけれど、今はお姉ちゃんに障がいがあるんだなと感じることが多いです。家にいる時にはあまり感じないけれど、家の外に出ると、コミュニケーションをとりなれている家族とでもコミュニケーションをとれなくなります。ぼくにはあまりうるさいと感じない車の音や知らない子供の声などが、ぼくが感じているよりももっとうるさく感じていて、聞きなれている家族の声が聞きとりにくくなるからコミュニケーションがとれなくなるんだと思います。

でも、お姉ちゃんが家以外ですごしやすい場所もあります。いつも通っているしえん学校や放課後等デイサービス、リハビリをしてくれる所です。どうして家族以外といっしょにいるのにすごしやすいのか、一つ目はお姉ちゃんの好き、きらい、やりたいこと、やりたくないことを理かいしてくれている人がいるからです。二つ目は、お姉ちゃんが話せなくてもしせん、サイン、表情で気持ちを表わしてそれを読み取ってくれる人がいるからです。三つ目は、みんなが笑顔でせっしてくれているからだとぼくは、思います。

限られた所でしか安心できないお姉ちゃんにとって生きにくい世の中なのかなと思います。

お姉ちゃんが少しでも生きやすいと思える世の中にするためには、みんなにお姉ちゃんのことを理かいしてもらうのが一番だなと思うけれど知らない人にまで分かってもらうのは、むずかしいのでお姉ちゃんだけでなく、世の中には同じように障がいをもっていて困っている人がいるということも知ってもらいたいです。

みんなが自分とちがう、色んな人がいるということを知ってもらうだけで障がいのある人も、ない人も、やさしい気持ちをもって人にせっすることができると思います。そんなやさしい思いやりがたくさんな世の中になれば障がいのある人とない人の心の輪が広がると思います。