【小学生区分】 ◆佳作 神谷 謙成
ぼくが楽しく学校に行けている理由
神谷 謙成 (岐阜市立岩野田小学校 3年 岐阜県)
ぼくは、生まれつきなんちょうです。人工内耳の手じゅつをして聞こえるようになったけど、全部聞こえているわけではないので、いろいろな事を学校の先生や友だちにきょう力してもらっています。
じゅ業の時は、先生にロジャーという人工内耳にちょくせつ声をとどけるきかいをつけてもらっています。クラスのみんなは、発表する時にパスアラウンドマイクというロジャーと同じやくわりのマイクを近くにおいて話してくれます。先生の声やみんなの声が分かりやすくなって、うれしいです。それに先生は、ロジャーを使う時は、オンにして使わない時は、けして使いわけてくれます。ぼくは大切なことを聞きのがしたくないので、ちゃんとオンにしてほしいしひつようのない時はうるさくなるからけしてほしいです。それをいつもちゃんとしてくれるのでうれしいです。
あと、とても助かっていることは、プールの時のフラッシュカードとホワイトボードです。プールの時は、左耳しか人工内耳をつけてないし、ロジャーも使えないし、カバーもつけるのでいつもより聞こえにくくなります。た分半分くらいは聞こえているけど、聞こえてなかったらどうしようと不安になります。でもフラッシュカードとホワイトボードで目で見て分かるようにしてもらえたら、10のうち7あった不安が3まで少なくなるのでこれからも使ってもらいたいです。
毎年クラスのみんなや学校のみんなに、ぼくのきこえについて話しをします。先生は毎回一緒に内ようを考えてくれたり、テレビにうつしだしてくれたり手つだってくれるのがうれしいです。
いつもぼくがわかるようにしてくれるけど、それでも聞こえにくいときは、目で見てわかるようにジェスチャーや文字を書いて見せてほしいです。
たくさんぼくがわかるように助けてくれてありがとうございます。もし助けがなかったら、た分不安が10のうち8あるんじゃないかなあと思います。でもみんなのおかげで、不安が0になります。だから楽しく学校に行けます。これからも助けてもらえたら、うれしいです。