【小学生区分】 ◆優秀賞 石川 周
ぼくの大切な思い出
石川 周 (三郷市立新和小学校 5年 埼玉県)
ぼくはしゅう団行動が苦手だ。クラスの友だちにちょかいをだされるのも苦手だ。記おくがすぐなるし、薬をのまないと頭がもやもやする。ぼくは自へいしょうだ。
小学一年生の8月に小笠原に引っこした。三郷の小学校とちがって海が見えて校庭が広く木や花がたくさんはえていた。三郷ではひまわり学級だったけど、小笠原ではふつうのクラスに入ることになったので楽しみだった。
小笠原小に入ってすぐ友達ができた。同じ一年生だけじゃなくいろんな人と友達になれた。みんなフレンドリーでやさしい。学校から家の帰り道にある会社のおじさんたちとも友達になってよくはなした。ぼくは名前をおぼえることが苦手だったけど一年生の最後にはみんなの名前をおぼえることができた。
ぼくがお母さんから自へいしょうだと教えてもらったのはこのころだ。どうしてみんなみたいに勉強ができないのか聞いたら教えてくれた。なるほどなと思った。仲のいい友達に話したけどだれもからかったりばかにしなかった。ぼくが苦手なことはたすけてくれたし、しずかにしなくちゃいけない時はおしえてくれた。はじめてテストで百点をとった時はみんながほめてくれてとてもうれしかった。
小学三年生の夏、お父さんの転きんで三郷にかえることになった。最初からわかっていたけどさびしかった。
小笠原のさいごの日、みんなが見送りに来てくれた。小笠原ではさよならじゃなくて「いってらっしゃい」と見送り、レイをプレゼントする。もらった人は船からレイを投げてレイが島に流れつくとまた小笠原にかえってこれるらしい。ぼくはもらったたくさんのレイを海に投げた。またもどってこれるように。
三郷にもどってからたまに思いだす。空がきれいな時や心の休けいしたい時。新しい友だちができたし毎日がんばっている。けれどまた、大切な島の友だちにあいにいきたい。