障害者施策総合調査 > <1>情報に関わる生活環境について

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第2章 調査結果

1.情報に関わる生活環境について

(1)家庭にある情報通信機器(MA)【問14】

 家庭にある情報通信機器は、「携帯電話・PHS」が84.4%で最も多く、次いで「固定電話」が81.2%、「パソコン」が66.9%となっている。

選択肢
パソコン 1,428 66.9
携帯電話・PHS 1,801 84.4
固定電話 1,733 81.2
Lモード電話機 21 1.0
ファックス 1,290 60.4
拡大読書機 96 4.5
テレビ(情報通信が可能なもの) 1,376 64.4
その他 45 2.1
不明・無回答 33 1.5
全体 2,135 100.0
情報通信機器のグラフ画像

(2)インターネットの利用状況(SA)【問15】

 インターネットの利用状況をみると、「利用している」が52.2%、「利用していない」が46.2%となっている。

選択肢
利用している 1,115 52.2
利用していない 987 46.2
不明・無回答 33 1.5
全体 2,135 100.0
利用状況のグラフ画像
問16から問19は、問15で「1.利用している」と答えた人。

(3)利用しているインターネットサービス(MA)【問16】

 利用しているインターネットサービスは、「情報の検索」が83.3%で最も多く、次いで「電子メール」が78.9%、「趣味などに関する特定ページの検索」が71.3%となっている。

選択肢
電子メール 880 78.9
情報の検索 929 83.3
趣味などに関する特定ページの検索 795 71.3
ニュース 586 52.6
チャットや掲示板 165 14.8
ゲームやカラオケなどの娯楽 190 17.0
ホームページを通じての情報発信 259 23.2
商品の購入 468 42.0
ネットオークション 160 14.3
銀行振込 144 12.9
その他 33 3.0
不明・無回答 14 1.3
全体 1,115 100.0
インターネットサービスのグラフ画像

(4)1週間あたりのインターネットの利用時間(SA)【問17】

 1週間あたりのインターネットの利用時間は、「1〜3時間未満」が24.5%で最も多く、次いで「5〜10時間未満」が14.3%、「30分〜1時間未満」が11.8%となっている。

選択肢
30分未満 102 9.1
30分〜1時間未満 132 11.8
1〜3時間未満 273 24.5
3〜5時間未満 124 11.1
5〜10時間未満 159 14.3
10〜15時間未満 100 9.0
15〜20時間未満 63 5.7
20〜30時間未満 75 6.7
30時間以上 61 5.5
不明・無回答 26 2.3
全体 1,115 100.0
利用時間のグラフ画像

(5)インターネットを利用する際に困ること・不安なこと(MA)【問18】

 インターネットを利用する際に困ること・不安なことは、「個人情報の流出がこわい」が40.0%で最も多く、次いで「インターネットによる悪徳商法がこわい」が30.0%、「機器や通信にかかる費用が高い」が28.4%となっている。
 障害別にみると、視覚障害は「画面の表示やデザインが見づらい」、「補助機器・ソフトウェアの開発普及や操作性が不十分」への回答がほかの障害よりも多くなっている。また、聴覚障害では「音声が聞きづらい、わからない」、知的障害では「書かれている内容が難しい、わかりづらい」が最も多くなっている。

選択肢
画面の表示やデザインが見づらい 153 13.7
書かれている内容が難しい、わかりづらい 175 15.7
キーボードや周辺機器、ソフトウェアが操作しづらい 171 15.3
音声が聞きづらい、わからない 115 10.3
点字ディスプレイ、ジョイスティック、読み上げソフト、その他の補助機器・ソフトウェアの開発普及や操作性が不十分 106 9.5
使い方を教えてくれる人が身近にいない 199 17.8
機器や通信にかかる費用が高い 317 28.4
インターネットによる悪徳商法がこわい 335 30.0
個人情報の流出がこわい 446 40.0
ホームページや掲示板などでの誹謗・中傷 102 9.1
その他 38 3.4
特にない 245 22.0
不明・無回答 39 3.5
全体 1,115 100.0
困ること・不安なことごラフ画像
【インターネットを利用する際に困ること・不安なこと(障害別)】
- (n) 画面の表示やデザインが見づらい 書かれている内容が難しい、わかりづらい キーボードや周辺機器、ソフトウェアが操作しづらい 音声が聞きづらい、わからない 補助機器・ソフトウェアの開発普及や操作性が不十分 使い方を教えてくれる人が身近にいない 機器や通信にかかる費用が高い インターネットによる悪徳商法(架空・不当請求)がこわい 個人情報の流出がこわい ホームページや掲示板などでの誹謗・中傷 その他 特にない 不明・無回答
全体 1,115 13.7 15.7 15.3 10.3 9.5 17.8 28.4 30.0 40.0 9.1 3.4 22.0 3.5
視覚障害 162 48.8 22.8 25.3 14.2 40.7 25.3 39.5 31.5 40.1 9.3 6.2 7.4 2.5
聴覚障害 159 1.9 20.8 5.7 41.5 3.8 21.4 25.8 27.0 36.5 9.4 5.7 18.9 3.1
言語障害 5 20.0 0.0 0.0 20.0 0.0 0.0 20.0 20.0 20.0 0.0 0.0 60.0 0.0
盲ろう 10 20.0 10.0 20.0 30.0 40.0 10.0 50.0 10.0 40.0 0.0 0.0 0.0 10.0
肢体不自由 226 4.9 9.7 16.4 2.2 6.2 15.9 30.1 30.1 45.1 7.5 1.3 27.0 2.2
内部障害 190 11.1 10.5 10.5 2.1 0.5 11.6 26.8 31.6 42.1 5.8 3.7 30.0 2.1
知的障害 41 14.6 36.6 14.6 4.9 2.4 7.3 14.6 34.1 19.5 7.3 0.0 26.8 4.9
精神障害 115 4.3 11.3 13.0 2.6 0.9 24.3 28.7 39.1 42.6 19.1 3.5 17.4 7.8
発達障害 28 7.1 7.1 7.1 0.0 0.0 7.1 7.1 32.1 28.6 10.7 3.6 42.9 0.0
難病 54 7.4 9.3 24.1 3.7 7.4 14.8 27.8 16.7 44.4 11.1 1.9 16.7 3.7
その他 5 20.0 20.0 0.0 0.0 0.0 20.0 0.0 0.0 20.0 0.0 0.0 40.0 20.0
重複障害 108 15.7 21.3 21.3 4.6 6.5 18.5 25.9 27.8 38.0 9.3 2.8 24.1 2.8

(6)インターネットの活用にあたり、受けている支援(MA)【問19】

 インターネットの活用にあたり、受けている支援をみると、「何も利用していない」が72.2%で最も多くなっている。

選択肢
ITサポートセンターを利用している 71 6.4
パソコンボランティアを利用している 56 5.0
情報機器を借りている 14 1.3
パソコン教室に通っている 47 4.2
その他 96 8.6
何も利用していない 805 72.2
不明・無回答 56 5.0
全体 1,115 100.0
受けいる支援のグラフ画像

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