4.イギリスにおける障害者権利条約の実施と国内モニタリング

図表4-2 2010年の総選挙前に構築された体制

中央連絡先兼調整のための仕組みは労働年金省の下にある障害者問題担当室。また、司法省と外務・英連邦省が労働年金省に協力する。障害者担当室は、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド政府の副中央連絡先と協力する。イギリス議会の人権合同委員会は法律の施行や条約との整合性をチェックする。また、障害者のグループである「平等2025」が政府に対し戦略的助言を行う。独立した仕組みは4つの人権機関で、障害者団体にヒアリング等を行って、政府の取組をモニタリング、アセスメントする。中核障害者団体であるイギリス障害者評議会をはじめとする障害者団体は障害者問題担当室と会議を持つ他、Netowork of Networksで意見交換等を行う。