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参考資料

参考資料6-6 付表78.報告草案に対する障害者団体の主要意見

(2010.11.11.公聴会)

問題点 意見
障害者登録制の問題 現行の障害者登録制は、医学的損傷の程度を把握することに焦点を当てているなど、依然として医療的モデルに基づいており、障害者の福祉ニーズを把握するには限界がある。
障害者に対する性暴力の問題 女性家族部の資料によると、障害を持つ子供及び障害の女性の性暴力の件数は、2007年63人から2008年には78人、2009年に91人で、毎年増加する傾向にあるが、これに対する根本的な政府の対策が用意されていないのが実情である。
障害女性の少ない社会参加 障害女性の雇用割当制度及び雇用奨励金支給政策にもかかわらず、障害女性の労働市場への参入が障害男性に比べて低い等、障害女性の社会参加率が低いのが実情である。
障害者の適切な生活水準と社会的保護のための政府予算の不足 障害者年金法に基づく給与は、障害者世帯の平均所得の5%の水準にとどまっているなど、障害者の適切な生活水準と社会的保護のための政府予算が非常に不足しているのが実情である。
障害者のための教育政策の不振 特殊教育教員の法定定員遵守率を満たしていない特殊学校や一般の学校の特殊学級が多数存在しており、特殊教育センターや個別の教育支援チーム運営の指示がなく、地域別に制度運営の偏差が発生するなど、障害者のための教育ポリシーが不十分なのが実情である。
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