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第1章 障害者施策の概況 > 第2節 障害者に係る施策の経緯 > 2.暮らし

平成24年版障害者白書

平成23年度を中心とした障害者施策の取組

第1章 施策の総合的取組と障害者の状況

第2節 障害者の状況(基本的統計より)

2.暮らし
(1)住まいの状況

在宅の身体障害者(18歳以上)の住まいとしては、8割以上が本人又は家族の持家に住んでおり、借家や借間等の割合は少ない。

在宅の知的障害者(18歳以上)の住まいとしては、自分の家やアパートが8割以上を占めるが、知的障害者のための支援付きの住まいであるグループホームや通勤寮を利用している人もいる。

外来の精神障害者の住まいとしては、約4分の3が家族と同居しており、一人暮らしは2割弱となっている。このほか精神障害者のための支援付きの住まいであるグループホームや福祉ホーム等を利用している者、高齢者のための老人福祉施設を利用している人もいる。

(2)同居者及び配偶者の有無

在宅の身体障害者(18歳以上)では、同居者有りが84.7%であり、配偶者のある者も60.2%を占めている。

在宅の知的障害者(18歳以上)では、同居者有りが94.7%であるが、夫婦で暮らしている者は2.3%に過ぎず、大半が親や兄弟姉妹と暮らしている。

外来の精神障害者では、同居者有りが81.2%あるものの、配偶者のある者は34.6%に止まっており、多くが親や兄弟姉妹と暮らしている。一方で、一人暮らしも17.9%ある。なお、統合失調症では配偶者のある者は18.7%であり、統合失調症以外の者で、配偶者のある者が46.0%であることと比べて相当低い水準にあるが、これは比較的若い時期に発症することにも原因があると考えられる。

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