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第1章 障害者施策の総合的かつ計画的な推進-新たな障害者基本計画(第4次)の策定- 第4節 3

第4節 第4次基本計画の各分野における基本的考え方及び主な施策

3.防災、防犯等の推進

【基本的考え方】

  • 障害者が地域社会において安全に安心して生活することができるよう、災害に強い地域づくりを推進するとともに、災害発生時に、障害特性に配慮した適切な支援や避難所・応急仮設住宅の確保等を行うことができるよう、防災や復興に向けた取組を推進する。
  • 障害者を犯罪被害や消費者被害から守るため、防犯対策や消費者トラブルの防止を推進する。

【主な具体的施策】

  • 災害発生時における障害特性に配慮した情報伝達の体制整備の促進
  • 避難所、応急仮設住宅のバリアフリー化の推進、福祉避難所(※4)の確保の促進
  • スマートフォン等を活用した音声によらない119番通報システムの導入の推進
  • 被災地における安定的な障害福祉サービスの提供(被災地の障害福祉サービス事業者に対する支援等)
  • ファックスやEメール等による110番通報の利用の促進
  • 関係機関や地域住民等と連携した障害者支援施設等の安全確保体制の構築
  • 障害者を含む性犯罪・性暴力の被害者等に対する支援体制の充実(行政の関与する性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターの設置促進・運営の安定化等)
  • 障害特性に配慮した消費生活相談体制の整備(ファックスやEメール等での消費者相談の受付、相談員等の障害者理解のための研修等の促進)

※4:福祉避難所
一般の避難所では生活することが困難な要配慮者のために特別な配慮がなされた避難所。

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