第1章 障害者施策の総合的かつ計画的な推進-新たな障害者基本計画(第4次)の策定- 第4節 4
第4節 第4次基本計画の各分野における基本的考え方及び主な施策
4.差別の解消、権利擁護の推進及び虐待の防止
【基本的考え方】
- 社会のあらゆる場面において障害を理由とする差別の解消を進めるため、障害者差別の解消に向けた取組を幅広く実施することにより、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65号)(以下「障害者差別解消法」という。)等の実効性ある施行を図る。
- 障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(平成23年法律第79号)の適正な運用を通じて障害者虐待を防止するとともに、障害者の権利侵害の防止や被害の救済を図るため、障害者の権利擁護を着実に推進する。
【主な具体的施策】
- 相談支援専門員等による障害者虐待の未然防止
- 障害者に対する差別・権利侵害の防止や被害救済のための相談・紛争解決等の実施体制の充実
- 障害者差別の解消、合理的配慮の促進に向けたハード・ソフト両面での環境整備の着実な推進(環境整備の具体的な考え方等を指針等において具体化するなど、施策の円滑な実施に配意)
- 障害者差別解消法に基づく地域協議会の設置の促進
- ハローワーク等における指導、第三者による調停等の雇用分野における紛争解決援助
- 書類の記入が必要な手続における記名捺印、代筆による対応等の配慮の促進