第5章 日々の暮らしの基盤づくり
第1節 生活安定のための施策
○ 障害福祉サービスの計画的な基盤整備
都道府県及び市町村では、「第5期障害福祉計画」及び「第1期障害児福祉計画」に基づく福祉施設の入所者の地域生活への移行、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築、地域生活支援拠点等の整備、障害児支援の提供体制の整備等の取組を実施
また、厚生労働省では、地域共生社会の実現に向けた取組、障害者の社会参加を支える取組などをポイントとする「第6期障害福祉計画」及び「第2期障害児福祉計画」の策定に係る基本指針を2020年5月に改正
○ 2021年度障害福祉サービス等報酬改定
障害者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援、相談支援の質の向上、効果的な就労支援、医療的ケア児への支援などの障害児支援の推進、感染症等への対応力の強化などの課題に対応
○ 地域における発達障害者支援体制の整備
当事者同士のピアサポート、ペアレントプログラム・ペアレントメンターによる家族支援、発達障害者支援センターを中心とした相談支援、青年期の発達障害者等の居場所作り等の支援など、地域の支援体制・対応力の強化
○ スポーツの振興
- スポーツを通じた共生社会実現に向けた取組
パラリンピアン等の学校での講演やパラ競技体験、ICT機器を活用したパラアスリートと児童生徒の交流、県民パラスポーツ大会や学校区、企業対抗等の様々なレベルでのパラスポーツ体験会等の実施
○ 文化芸術活動の推進
- 「障害者による文化芸術活動の推進に関する基本的な計画」に基づく取組
障害者による文化芸術活動の幅広い促進、芸術作品等の創造への支援強化や、障害者による文化芸術活動に係る地域での作品等の発表等、障害者の文化芸術活動の充実に向けた各種取組を実施
第2節 保健・医療施策
○ 精神保健医療福祉施策の取組状況
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」(厚生労働省)が、精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築には、障害者等の日常生活圏域を基本として、市町村などの基礎自治体を基盤として進める必要があるなどとした報告書を2021年3月に取りまとめ