平成17年度バリアフリー化推進功労者表彰(第4回)受賞者概要
東陶機器株式会社(とうとうききかぶしきがいしゃ)
(福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1) |
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【功績の概要】
昭和30年代中頃から長年にわたり、トイレ・風呂等についてのバリアフリー化に積極的に取組んできた。現在は会社独自のユニバーサルデザイン5原則を設定し、使いやすく快適である製品の開発に努め「一人でも多くのお客様に使いやすい商品とサービス」を提供し、障害がない人だけでなく、高齢者や障害者・妊婦や子供・背の高い人低い人・力の強い人弱い人なども使いやすい機器の開発を通じて、一人でも多く(またはみんな)の人が暮らしやすい社会の実現を目指している。
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特定非営利活動法人
大阪障害者雇用支援ネットワーク (大阪府大阪市中央区北浜東3-14) |
【功績の概要】
障害者が企業で働くことは、生活を維持するための収入を得る手段だけでなく、働くことにより社会の一員であるという自信と誇りを培うなど積極的な意味がある。しかし、企業側には障害者雇用に関する知識や経験不足に伴う不安等がある。
本ネットワークは、平成8年に「大阪を障害者雇用日本一のまちに!」を目標に掲げ、障害のある人の就労支援と雇用拡大を目的に、労働者団体、使用者団体、就労支援機関、労働行政等が連携して結成された。
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大牟田住まい・まちづくりネットワーク
(福岡県大牟田市有明町2-3) |
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【功績の概要】
大牟田市の高齢化率(27.1%)は全国平均の15年先といわれるほどの状況である。このため、「住まい」は暮らしの基本であり、まちを創る大きな要素である、とのコンセプトのもと、この高齢社会における住まいづくりに係る人材の育成を目的に、行政、建築関係者、福祉関係者、障害者等により、大牟田住まい・まちづくりネットワークが設立された。
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奥野 花代子
(神奈川県小田原市入生田499 (勤務先:神奈川県立生命の星・地球博物館)) |
【功績の概要】
博物館は障害や年齢に関わらずあらゆる人に優しい生涯学習のための開かれた施設でなければならないとの考えのもと、学芸員としてその実現に取り組んできた。 |
東京急行電鉄株式会社
(東京都渋谷区南平台町5-6) |
【功績の概要】
東急世田谷線では、平成8年からの地域の再開発と合わせてバリアフリー化の取組を開始し、平成13年までに、ホームと車両の出入口の段差を解消するためにホームの嵩上げを行うとともに、車いすスペースを備えた低床車両への全面的な更新及びスロープの設置、ホーム屋根の増改築を行うなど、施設面のバリアフリー化を実施してきた。
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福岡市交通局
(福岡県福岡市中央区大名2-5-31) |
【功績の概要】
平成17年2月に「人にやさしく地域に根ざした公共交通機関」の実現を目指した市営地下鉄七隈線(3号線)(橋本~天神南間、12km)が開業した。本路線は、障害者や高齢者などを含め誰もが安全で利用しやすい、快適性の確保された施設とするべく、交通バリアフリー法に則った整備はもちろんのこと、障害者等を含めたさまざまな利用者、専門家等の意見を反映させながら、長期にわたる継続的な議論を重ね、人にやさしい施設整備を進めてきた。
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有限会社 雅樹雅(あじゅが)
(山梨県北杜市高根町清里3545-51) |
【功績の概要】
ホテルなどの元料理人である夫と元看護師の妻がペンションを経営していたが、あるとき障害者関連の雑誌で「障害者が普通に泊まれる宿泊施設が非常に少ない」という記事を見て、障害者や高齢者が安心して泊まれるペンションづくりを決意した。その後、新たに購入した旧清里町内の中古ペンションの改装に着手し、購入時16室の客室を4室に減らし、空間的にも運営的にもゆったりしたバリアフリーペンションを実現させた。
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有限会社 ハートフル・ウィング
(島根県松江市古曽志町567-362) |
【功績の概要】
ハートフル・ウィングを経営する宇野京子及び中嶋春喜の両氏が、映画好きの中途失明の視覚障害者が映画をもう一度見たいという思いを持っていることを知り、音声ガイド製作のボランティア活動を行ってきたのが活動の発端である。
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