平成21年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第8回)受賞者概要

(五十音順)
内閣総理大臣表彰(1件)

株式会社 東京信友(とうきょうしんゆう)

東京都新宿区(東京都推薦)

 振動及び文字情報により、来客等の生活 情報を知らせてくれる腕時計型受信器(シルウォッチ)を開発し、広く普及している。その技術は、高齢者向けあるいは自動車会社の生産ライン等でも応用され、広範に活用されている。

内閣府特命担当大臣表彰優良賞(5件)

愛知県厚生農業協同組合連合会
豊田厚生病院(とよたこうせいびょういん)

愛知県豊田市(愛知県推薦)

 「患者さま中心」を基本方針として掲げ、設計段階から各種障害者団体と話し合い、身障者用専用の駐車場の設置を始め車椅子での移動に支障がない廊下幅の確保、大きな案内板の設置等施設整備に努め、すべての人が来訪しやすい病院づくりを推進。

カシオペア連邦はーとふる発見隊

岩手県二戸市(岩手県推薦)

 ユニバーサルデザインの視点から、地域 の公共施設の点検を行い、多くの施設の改善に尽力。また、小学校におけるユニバーサルデザインの学習に協力する等その理解と推進にも貢献。

株式会社 タカラトミー

東京都葛飾区(経済産業省推薦)

 一般に販売される玩具に少しの工夫を加え、障害のある子どもにも楽しめるようにする「共遊玩具」の発想の下、商品の開発に積極的に取り組むとともに、業界全体への普及を推進。

財団法人
安全交通試験研究センター

岡山県岡山市(厚生労働省推薦)

 世界で初めて、視覚障害者の自立歩行を支援する「点字ブロック」の開発、製品化に成功し、その全国への普及に努め、視覚障害者の歩行の安全性の確保と社会参加の推進に尽力。

財団法人
明治安田こころの健康財団

東京都豊島区(厚生労働省推薦)

 言葉によるコミュニケーションに困難のある人たちを支援する「コミュニケーション支援ボード」を開発し、全国規模で交番等に配布を行うとともに、その普及活動を行い、コミュニケーションに関するバリアフリー化に尽力。

内閣府特命担当大臣表彰奨励賞(4件)

尼崎市交通局

兵庫県尼崎市(兵庫県推薦)

 公営バスとして、高齢者など交通弱者の社会参加等のため、ノンステップバスの導入を進め、平成21 年3月、自治体として全国初の導入率100%を達成し、交通のバリアフリー化に尽力。

特定非営利活動法人
子育てネットくすくす

香川県善通寺市(香川県推薦)

 未就学児と親が自由に集える子育て広場事業と障害児通園事業を同じ場所で実施して交流を図る等、地域において、障害のある、なしに関わらず、子どもたちが共に成長できる子育て支援の場づくりを推進。

特定非営利活動法人
多文化共生センターきょうと

京都府京都市(京都市推薦)

 京都市に住む約4万人の外国人住民を主な対象として、コンピューターを利用した多言語医療受付システムの開発、実用化を図り、医療におけるコミュケーションのバリアフリー化に尽力。

特定非営利活動法人
ユニバーサルデザイン・結(ゆい)

福島県福島市(福島県推薦)

 ユニバーサルデザインによる社会づくりを目指し、ワークショップの開催等、ユニバーサルデザインの推進をテーマとした自治体と協働事業を一の村で年間を通じて実施するなど、地域における普及・啓発に尽力。