小嶋 令子さん
美術教員として培った技術を生かし絵画による戦争の語り部として活躍。

名前(年齢) こじま のりこ
小嶋 令子さん(78歳)
地域大阪府(枚方市)
活動概要美術教員であった経験を生かして絵画を使った戦争の語り部活動を実施。また、「絵を書く」という活動をキーワードに、地域の憩いの場とした絵画教室等、地域住民同士の人と人とのつながりを作る一翼を担っている。

(注)年齢は、平成26年4月1日時点

教員時代から授業の一環として戦争を語る。

小嶋 令子さん

 昭和31年から教職に就いた小嶋令子さんは、教員時代から授業の一環として、戦争体験をした人を講師として招き、当時のことを子供たちに聞かせる取組を行っていました。
 学校への講師の到着が遅れた時、講師を待つ間、代わりに自分自身の戦争体験を話したところ、子供たちから「わかりやすい」という声を聞き、それをきっかけとして小嶋さん自身が語り部として戦争について語るようになりました。


絵画を使って、よりわかりやすく楽しく。

小嶋 令子さん

 教員を退職後、保護司や人権擁護委員を通して、子供との関わりを持ち続けていた小嶋さんですが、こうした地域の活動に積極的に取り組んでいる中、教員時代の同僚から声がかかり、平成4年からボランティアで語り部としての活動を始めました。
 特に、美術教員としての知識と技術を生かした絵画を使った手法は、戦争を知らない小・中学生にも、その時の光景が想像しやすく、理解しやすいと大変好評です。
 こうしたことから、語り部の活動は市内の学校だけでなく、市外の学校でも行うようになりました。「多くの子供と触れ合うことが、私自身の元気の源」と小嶋さんは語ります。
 また、小嶋さんは、語り部による平和教育活動だけでなく、「絵を描く」をキーワードに活動し、高齢者の憩いの場としての絵画教室の開催や老人活動の一部として絵画を取り入れる等、地域住民同士の人と人との繋がりを作る一端を担っています。


伝統を大切にしながら新しい考えも。

小嶋 令子さん

 現在、年に5回程度の語り部活動と、月に数回の高齢者を対象とした絵画教室を実施している小嶋さん。
 「今後も、語り部の活動や高齢者の憩いの場としての絵画教室の開催等を中心に活動を行っていきます。老人会の会長等、地域の団体の執行部に入ることが多いので、会の伝統は大切にしながらも、新しい考えや活動を取り入れることにチャレンジしていきたいと思います。また、保護司、更生保護女性会として20年間活動した経験を生かし、保護司OBとして、明るい社会を築く運動にも積極的に協力していくつもりです」と語ります。