辻 たけ子さん
手芸教室で刺繍の指導をしながら自らも創作展に出品。

名前(年齢) つじ たけこ
辻 たけ子さん(92歳)
地域神奈川県(横浜市)
活動概要60歳の時に刺繍講師の資格を習得。62歳の時にシルバー人材センターへ入会。73歳の時に同出展作品が縁で、シルバーを通じて市民向けに手芸の教室を開催する事になり、現在も、刺繍の指導等「生涯現役」として活動している。

(注)年齢は、平成26年4月1日時点

より多くの人に手芸の楽しさを。

辻 たけ子さん

 手芸や洋裁の学校を卒業し、一時は服飾メーカーの依頼を受けて洋服を作っていたこともある辻たけ子さんは、自分のためだけでなく、より多くの人に手芸を楽しんでもらいたいと、昭和57年、60歳の時に文部省(現文部科学省)認定の日本手芸普及協会で刺繍の講師免許を、翌年には指導免許を取得しました。
 指導者の資格を得た辻さんは、62歳で、まだ立ち上がって間もない横浜市のシルバー人材センターに入会。昭和60年、第1回の横浜市シルバー人材センター創作展に手芸作品を出展し、その後、現在に至るまで年1回開催される創作展に毎年出展し続けています。
 ただ一人、第1回創作展から現在まで出品している辻さん。「今では、そういうこともありませんが、会員がそれぞれ作ったものを持ち寄って、都内のデパートのバザーで売ったりしたこともあります」と当時の思い出を振り返ります。


講師として手芸の指導に尽力。

 平成7年の第11回横浜市シルバー人材センター創作展に出展していた辻さんの手芸作品を見た一般の方から「是非教わりたい」という申し出がありました。
 最初は個人的な指導をしていましたが、平成9年、75歳の時にシルバー人材センター南事務所で手芸教室を開くこととなり、講師として活動を始めました。
 10人ほどの生徒さんが集まり、刺繍やパッチワークの技術を生かした手芸の指導を行い、現在に至っています。


健康に歩ける限り手芸を続けたい。

辻 たけ子さん

 90歳を超えた現在も、横浜市シルバー人材センターの本部で、月1回9時から12時まで3時間にわたって3人の受講生の指導をしている辻さん。
 「毎月、何を教えようかと考えるのは大変ですけれど、生徒さんが楽しみにしていてくれるので、張り合いになっています」と楽しそうに語ります。
 また、創作展への出品も続けており、「いつも出展作品のアイデアを考えています。去年とは同じにならないように、今年は何を作ろうかなと考えている時間が一番楽しいです」と意欲を見せています。
 歩くことを健康の秘訣としている辻さん。日々、できるだけ歩くことを心がけ「創作展に歩いて作品を持っていける限りは手芸を続ける」と目標を定める等、健康にも気を配って創作活動を進めています。
 こうした辻さんの生き方や健康管理の姿勢は、手芸講座の受講者にもお手本となって、良い影響を与え続けています。