松﨑 克郎さん 78 歳
柔道を通して青少年の指導、地域内巡回を通して青少年の非行防止。

高校1年から柔道を始め、36歳の時から指導

子供たちへの柔道指導

 松﨑克郎さんは、高校1年から続けてきた柔道の経験を生かし、36歳の時に鋳銭司地域の子供たちに柔道を通して、たくましい「こころ」と「からだ」を育てようとの強い思いで、鋳銭司柔道スポーツ少年団を立ち上げ現在までの40年間、代表者兼指導員として子供たちの指導・育成をしてきました。
 少年団を設立した当時は、夜間、四辻駅周辺に、暴力非行青少年達が集まっていました。このような非行青少年達をつくらないようにするためには、自らの柔道を通して子供達の日常の生活態度の指導をしなければならないと感じたのがきっかけです。
 子供たちの中には、親・子2代にわたって指導を受けた方もいます。柔道以外の面においても、保護者を含めた日常の生活態度の指導も行っています。

地域内夜間巡回を通して、青少年健全育成活動

自転車整理活動

 柔道指導のほかに、鋳銭司防犯対策協議会の委員及び会長や山口県警察本部長委嘱の少年相談員を24年間務め、夜間巡回や相談等を通して青少年非行防止活動や防犯活動を行っていました。
 その経験を生かして現在もボランティアで定期的に鋳銭司地域内夜間巡回、74歳からは毎日、四辻駅での駐輪場等の整理・清掃、青少年非行防止、犯罪防止や駅利用者などの相談対応等と鋳銭司地域内の巡回を行っています。

自らの柔道人生では、講道館段位6段に昇段

 現在も、柔道スポーツ少年団の代表者兼指導員として、また、四辻駅清掃、地域内夜間巡回など、精力的に活動しています。
 自らの柔道人生においては、鍛錬により優れた体力・気力等を維持し、78歳で講道館段位6段(師範)に昇段しました。
 今後も、柔道指導・地域内昼夜巡回を通して、青少年健全育成活動、防犯活動及び清掃活動等をより一層推進したいと考えています。そして、「体力が続く限り青少年育成のために尽力していきたい」と語ってくれました。