第1章 高齢化の状況 

(5)増加する支えを必要とする人を誰が支えるのか

 一方で、高齢者が急速に増えるということはどうしても要介護者等支えを必要とする人がある程度は増えていく。とりわけ支えを必要とする人が多い後期高齢者が急増する今後の社会では支え手が不足することが予想される。
 加えて家族の機能が低下し、高齢単身世帯や高齢者のみ世帯が増加していくことも予想される。家族の支えは基本ではあるが、意識の多様化の中で家族のあり方も多様なものとなっており、今まで家族が高齢者を支えてきた機能も変化してきた。
 もう一つ高齢者の支え手として期待されるのが地域であるが、現在そのつながりは希薄なものとなっている。しかし、近年地域においては、新たな活動の基盤としてNPOやボランティアが数多く登場し、新しい可能性を示している。さらに地域に積極的に参加したいという意欲を持った高齢者が存在していることも事実である。

 第3節 前例のない高齢社会に向けた対策・取組の方向性

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