第1章 高齢化の状況 

(6)支えを必要としている子育て世代や若年世代を支えることができないか

 現在の高齢者は、総じて見れば健康で意欲があり、経済的にも比較的恵まれている者が増えたと言われる。一方で、経済的にも生活時間的にも苦労している子育て世代の存在やニートやフリーターなど将来が不安な若年世代に対する支えの必要性が指摘されている。少なくとも高齢者には時間に余裕がある人が多い。その時間を家族や地域という場で活用して、子育て世代や若年世代を支える側に回ることは十分可能である。例えば、子育てに苦労している自らの子や孫に対して、家族で過ごす時間を持ち、家事や育児の負担を分かち合うことは、家族の力を再生させるためにも重要なことである。また、地域の伝統継承や登下校時等の見守りなどを通じて、地域の子育てや孫育てに参加する事例も多くみられるようになってきている。

 第3節 前例のない高齢社会に向けた対策・取組の方向性

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