第1章 高齢化の状況

コラム

日本は韓国よりも別居子との交流が不活発だが、同居志向は高い

  我が国の高齢化は、世界に例をみない速度で進行してきているが、韓国では、今後更にこれを上回る速度で高齢化が進行すると見込まれている。韓国の高齢化率をみると、2000(平成12)年に7%を超え、17年後の2017(29)年には14%に達し、その後2050(62)年には35.1%と、我が国に次いで世界最高の水準にまで達すると見込まれている。高齢化率が7%から14%に達するまでに我が国が24年を要しているのに比べて、韓国は僅か17年であること、しかも10%にも満たない高齢化率から一気に世界最高の水準にまで急上昇することなど、韓国の高齢化の進行は、まさに超高速ということができる。韓国では、急激な産業化、都市化に伴い、従来の大家族から核家族化への進行も著しく、65歳以上の高齢者の一人暮らしも増加している。また、韓国の合計特殊出生率は、1.20と我が国(1.32)を下回る世界的にも低水準となっている。こうした中で、親の扶養は、「孝」として美徳とする従来の考え方が、親との別居を希望する若者世代の増加などにより微妙な揺らぎを見せている。
  子どもや孫との関係から日本と韓国の意識等について比較してみる。
  別居している子どもと会ったり、電話等で連絡をとったりしている頻度は、「月に1〜2回」(日本34.9%、韓国25.4%)、「週に1回以上」(日本30.1%、韓国43.7%)が、「ほとんど毎日」(日本16.7%、韓国23.2%)、「年に数回」(日本15.7%、韓国6.2%)となっており、日本は韓国に比べて別居している子との交流が不活発となっている。
  また、老後における子どもや孫との付き合い方については、「ときどき会って食事や会話をするのがよい」(日本42.9%、韓国54.5%)が日本、韓国ともに最も高く、次いで「いつも一緒に生活できるのがよい」(日本34.8%、韓国29.8%)、「たまに会話をする程度でよい」(日本14.7%、韓国13.0%)の順になっている。日本は韓国よりも同居志向が高くなっている。

(1)別居している子どもとの接触頻度 (2)子どもや孫との付き合い方
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