現在、政府ではIT新改革戦略(2006年1月策定)に基づき、世界一安全な道路交通社会を目指し、ITSを活用した安全運転支援システムの開発を進めています。その公開デモンストレーション「ITS SAFETY 2010」が、2月25日(水)〜2月28日(土)、東京お台場地区にて開催されました。 また、上記イベントの一環として、ITS推進協議会(関係省庁、経団連、ITS JAPANで構成)の主催で、日本科学未来館においてITS推進フォーラムが開催され、国や関連団体の取り組み紹介、ITSの国際展開、ITSを通じた地域活性化等に関する様々なシンポジウム、パネルディスカッション「住みやすさは街を活性化させる」等が3日間にわたって実施されました。 総合科学技術会議においても、平成20年度から、関係省庁と連携して社会還元加速プロジェクト「情報通信技術を用いた安全で効率的な道路交通システムの実現(担当:奥村直樹議員)」に取り組み、安全、環境、活力のある魅力的な街作りなどを目指しています。 標記セッションには奥村議員の他、地方自治体、ITSや街作りの専門家などが参加し、「住みやすさは街を活性化させる」とのテーマの下で、現在の地方中核都市が抱える課題と、賑わいのある街作りを回復させるための地域都市交通のあり方などについて、活発な議論が行われました。 ※ITS:Intelligent Transport Systems(交通事故や渋滞などの解決を目的とし、情報通信技術を用いて人、道路、車両とを一体として構築したシステム)