平成22年8月25日、相澤総合科学技術会議議員は、タウィーサック(タイ国家科学技術開発庁(※))長官による表敬訪問を受けました。
相澤議員からは、東工大を含むこれまでの日本・タイ科学技術協力について言及し、策定予定の第4期科学技術基本計画の枠組みとその重点の方向性について紹介をしました。さらに社会インフラでの国際競争力強化が、今後の日本にとって重要だと説明しました。 タウィーサック長官からは、国家科学技術開発庁(NSTDA)の組織、またSTI(国家科学技術イノベーション政策)事務局による次期10カ年の国家科学技術戦略計画の検討状況についての紹介がありました。社会インフラについては、タイは(高速でない)鉄道に力を入れ、今後1兆バーツを投資する予定である旨、説明がありました。
※科学技術開発庁は、タイ科学技術省傘下の独立法人で、情報、バイオ、材料、ナノテクの4研究所を運営するするとともに、研究開発費の配分、ベンチャー企業団地(いわゆるインキュベータ)の建設なども実施しており、タイにおける科学技術政策・イノベーション政策の中核機関。