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第79回総合科学技術会議
【平成21年2月20日】
第79回総合科学技術会議の様子
第79回総合科学技術会議の様子
山海教授によるプレゼンテーション
山海教授との意見交換
平成21年2月20日、総理大臣官邸にて第79回総合科学技術会議を開催しました。
会議では、平成21年度の科学技術関係予算案の分析や、昨年5月に決定した「環境エネルギー技術革新計画」のフォローアップと重点的推進方策を検討していくことを報告しました。
また、総理の施政方針演説や「経済財政の中長期方針と10年展望」を踏まえて有識者議員がとりまとめた「2009年の科学技術政策の重要課題」をもとに、将来の成長に向けた科学技術の果たすべき役割等について議論しました。
会議の後半で、人間の身体機能を増幅・拡張する装着型のロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)を世界で初めて開発した筑波大学の山海嘉之教授から、研究内容や研究が目指すものについて説明いただいた後、このような研究成果を実用化していく際の課題などについて意見交換を行いました。
山海教授は、ロボットを利用することによって実現する身体機能の拡張・強化・補助について説明され、今後の実用化の課題も併せて提起されました。これを受けて麻生総理大臣は、「身体障害を持った人が、自らの意思で身体が動かせるようになる。これは、まさに夢の技術。前回の会議のときはiPSだったが、そのときにも申し上げた通り、これらは実用化が大事だと思う。これが実用化したら、夢の技術として、将来日本が世界の人たちに福音を与えることになるかもしれない。関係省庁には、最初から、これを進める方向で、安全基準などの検討に取り組んでもらうようお願いしたい。」と述べられました。
第79回総合科学技術会議の議事要旨(PDF)
第79回総合科学技術会議の議事次第及び配付資料
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