平成21年4月4日、野田大臣は、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)六ヶ所事業所を訪問し、再処理工場や放射性廃棄物の処理状況等を視察しました。また、午後には、(独)日本原子力研究開発機構の青森研究開発センターを訪問し、国際熱核融合実験炉(ITER)計画に係る幅広いアプローチ(BA)活動の一環として建設・整備が進められている「国際核融合エネルギー研究センター」の建設予定地を視察しました。 日本原燃(株)六ヶ所事業所では、原子燃料サイクル事業の施設として、PRセンター、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター及び再処理工場(中央制御室、使用済燃料貯蔵プール)を視察し、施設の概要や今後の見通し等について説明を受けました。 なお、野田大臣は、日本原燃(株)に対して、同社が高レベル廃液漏えいに関する保守作業等に係る保安規定違反を原子力安全・保安院から指摘された(4月2日付け)ことを受けて、「今後は法令遵守の徹底と再発防止に万全を期すとともに、様々な課題を克服して運転を目指すよう強く期待する」と発言されました。