平成24年4月10日、古川大臣は、英国のデービッド・ウィレッツ国務大臣(大学・科学)による表敬訪問を受け、宇宙や科学技術分野における今後の協力の可能性や、ウィレッツ大臣の著書「The Pinch」について意見交換を行いました。 科学技術における二国間の協力の可能性に関し、古川大臣からは、昨年の日英科学技術協力合同委員会で協力強化を行っていくこととなった気候変動や高齢化社会といった地球規模の課題解決は、我が国においてもライフあるいはグリーンイノベーションとして成長戦略の柱となっており、日英間の協力の深化を期待すると述べました。 また、ウィレッツ大臣及びベディントン顧問からは、気候変動や高齢化社会に加え、原子力の分野においても、日本の福島第一原発事故の経験や英国の原子力に関する知見や技術の蓄積等を生かしながら協力関係を構築していくことへの期待が述べられました。 これに対し古川大臣からは、日本が福島の教訓を世界と共有し原子力の安全利用につなげる、またエネルギー供給の中で原子力依存の割合を下げるという課題に取り組む必要がある中で、エネルギー分野でも英国との協力を継続していきたい旨述べました。