平成19年9月16日(日)〜18日(火)、中川副大臣はオーストリアに出張し、ウィーン市内で開催された第51回国際原子力機関(IAEA)総会に出席し、政府代表演説を行いました。 政府代表演説では、地球温暖化などを背景とした原子力発電の国際的な導入拡大に当たり、核不拡散、原子力安全及び核セキュリティの確保は不可欠である旨指摘しつつ、7月に発生した新潟県中越沖地震において、柏崎刈羽原子力発電所の原子炉は設計どおり安全に停止し、周辺環境への影響はなかったこと、さらには今後地震で得られた知見を国際的に共有し、安全対策の更なる向上に役立てるとともに、専門家によるワークショップを開催する旨表明しました。 また、政府代表演説後には、近藤原子力委員会委員長及び天野在ウィーン国際機関日本政府代表部大使とともに、エルバラダイIAEA事務局長及びビュガ フランス原子力庁長官と会談を行い、今後の原子力協力について意見交換を行いました。さらには、IAEA総会会場内に展示されている日本原子力研究開発機構(JAEA)の展示を視察しました。