平成21年9月13日(日)〜14日(月)、野田大臣はオーストリアに出張し、ウィーンにて開催された第53回国際原子力機関(IAEA)総会に出席し、政府代表演説を行いました。 野田大臣は、参加国の中で一番目に政府代表演説を行い、IAEAが核不拡散に加え原子力の平和的利用の分野、とりわけエネルギー安全保障、気候変動などのグローバル・アジェンダの解決に益々貢献することが重要であり、そのため、「新たなウィーン精神」という言葉で、IAEA加盟国が一致団結し、加盟国間の協力の風土を醸成することが不可欠であること、また、エルバラダイ現事務局長の功績を称えつつ、天野次期事務局長の下で、一致団結して困難な諸課題に立ち向かっていくことを、IAEA事務局及び出席各国代表に力強く訴えました。 また、同総会では、我が国の天野之弥核不拡散・原子力担当大使(前ウィーン代表部大使)の次期IAEA事務局長任命が承認され、天野大使が宣誓及び受諾演説を行いました。