山本大臣は平成25年4月29日〜5月3日の日程で米国(ワシントンD.C.)を訪問し、第12回日米科学技術協力合同高級委員会(JHLC)に出席しました。JHLCは、昭和63年6月に締結された「科学技術における研究開発のための協力に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定」に基づき、両国間の科学技術分野における重要事項等について検討・討議することを目的として、ほぼ2年ごとに開催されている会合です。日本側からは山本大臣及び下村文部科学大臣が、米国側からはホルドレン科学技術担当大統領補佐官が共同議長として出席しました。
JHLCでは、ホルドレン大統領補佐官からオバマ政権下における科学技術政策について報告があり、山本大臣からは、日本経済再生に向けた安倍政権の取組及び科学技術イノベーション政策の動向を説明しました。引き続き、両国の科学技術政策担当者からそれぞれの取組等の報告があり、活発な意見交換が行われました。 また、山本大臣は、JHLCにあわせて開催された「オープン・フォーラム」に出席し、日米の産官学が一体となって科学技術イノベーション創出の取組を一層加速させ、日米の経済成長が世界経済に好循環を生み出す原動力になることへの期待を述べました。同フォーラムには、両国の産業界及び学術界の有識者が出席し、イノベーション創出のための官民連携や大学の取組み、地球規模課題解決に向けた日米の協力等について活発な議論が行われました。
今回の訪米の機会を捉えて、山本大臣は国立衛生研究所(NIH)、米国競争力会議(COC)、米国科学振興協会(AAAS)、ハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)を訪問し、関係者等との会談や研究施設等の視察を行いました。