平成20年6月15日、沖縄県名護市の万国津梁館において、岸田大臣は、第一回目となるG8科学技術大臣会合の議長をつとめました。 北海道洞爺湖サミットに先立ち、G8及び招へい国の15ヶ国及びEUの科学技術担当大臣又は政府高官が一堂に会し、地球規模問題の解決に向けた科学技術協力の強化等についての議論が行われました。
低炭素社会の実現に向け、革新的な技術開発の重要性を確認し、各国の研究開発計画の情報共有を進めていくことで一致するとともに、次世代バイオ燃料に関する国際協力の重要性を認識しました。 また、アフリカ等の持続的な発展のために、途上国の人材開発を強化し、先進国と途上国との様々な形での政策対話の実施に賛同を得ました。我が国が今年秋に開催する初めての日本アフリカ科学技術大臣会合について紹介し、各国から歓迎されました。 更に、大規模研究施設の各国の既存施設や将来計画の情報交換を行う高級事務レベル会合を設けることで合意しました。
今後の予定として、日本が、これらの課題に関する各国の政策やプログラムの情報のとりまとめを行うことを提案し、歓迎されるとともに、来年のサミット議長国であるイタリアが第2回会合の開催を表明し、歓迎されました。