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課題の概要

課題番号 30-8
担当省 環境省
課題名 不法投棄廃棄物等に含まれる化学物質の包括的計測手法の開発に関する研究
課題概要 ・不法投棄等による発生起源、化学組成の不明な廃棄物の処理・処分と汚染地域の現状回復、処理後の経過観測等に資するため、廃棄物等に含まれる化学物質の包括的計測システムを開発する
実施期間 平成14年度
〜16年度
予算事業計画概要 14年度 
即応フェーズ:(1)内容不明の廃棄物に関する試料採取マニュアル、(2)簡易分析モジュール開発としてのPCB、シロアリ駆除剤成分等の分離検出法を研究する。
精密フェーズ:平成14年度は精密フェーズを構成する個別研究開発として、水系試料を対象として、(3)特定の難揮発性化学物質のLC/MS分析法、(4)LC/MSのための系統的抽出・分画法、(5)LC/MSで無・低感度物質の新規検出法、(6)廃棄物試料のCharacterization技術、(7)揮発性・半揮発性成分のGC/MS分析法を研究・開発する。
15年度
即応フェーズ:(1)有害性・危険性廃棄物への迅速対応と精密フェーズの「予診」をその役割として、即応フェーズの全体像の確定を進める。廃棄物取り扱いマニュアルはすでに開発した。本年度は有機リン、有機ハロゲン、ニトロ化物、アミノ化物等について簡易検出モジュール充実の研究・開発を進める。(2)早期に開発が求められるシロアリ駆除剤の簡易検出のため、14年度に開発した「暫定簡易分析法」のブラッシュアップを行う。
精密フェーズ:14年度に開発した水系試料を対象とする方法を水以外の廃棄物試料に拡張する研究を進めるとともに、以下の精密フェーズ研究を進める。(3)LC/MS分析法開発として(3-1)優先度の高い化学物質の分析法開発、(3-2)マーカー等を用いた廃棄物中化学物質検索法の研究を進める。(4)難揮発性化学物質を網羅する系統的抽出・分画法を開発するため、14年度に開発した疎水性中心の3種類の抽出・分画法の統合を図るとともに、浸出水で大部分を占める親水性画分について、簡易な有害性評価を進めるとともに、系統的分画法を開発する。また、(5)研究開始前年に開発したSGDI法で十分な感度が得られなかった有機塩素化合物等について、開発中の新イオン化法の研究を進め、検出感度面でLS/MSの「全物質群」対応化を進める。(6)廃棄物中有機成分の系統的Characterizationを進めるため、TLC等による分離法と組み合わせたハロゲン、リン、硫黄、窒素、炭素などの元素検出法及び有機官能基検出法の研究・開発を行う。(7)不法投棄廃棄物から発生するガス状成分について、GC/MSを中心とする分析法マニュアル開発、極性化学種のLS/MS分析法開発を行う。
16年度
不法投棄廃棄物に関する簡易分析法、系統的Characterization法、難揮発性化学物質の系統的LC/MS分析法、揮発性・半揮発性化学物質の系統的GC/MS分析法を開発し、包括的計測システムとして提案する。
即応フェーズ:多種類の簡易分析モジュール開発を完成させ、シロアリ駆除剤などとくに緊急性の高いモジュールの感度、簡便性等の向上を図るとともに、精密フェーズの「予診」および簡易試料処理法として、精密フェーズで活用できる情報、試料画分を提供できるシステムを構築する。
精密フェーズ:系統的LC/MS分析法では、気体、液体、固体状試料中の特定成分の分析法を開発し、また、マーカーなどを用いた化学物質検索法の開発を進める。さらに、「全物質群」に対応するLC/MSの系統的抽出・分画法、検出法を開発する。系統的GC/MS分析法では気体、液体、固体状試料中の揮発性・半揮発性化学物質の一斉分析法を開発する。系統的Characterization法では、廃棄物試料の化学的概況を把握する手法を開発するとともに、系統的LC/MS分析法などと併せて主要な未知物質を検索する方法を開発する。
予算計上省/実施機関 独立行政法人国立環境研究所
プログラムとの対応 B-d:適正処理処分
備考


ゴミゼロ型・資源循環型技術研究イニシャティブ登録課題 マップ(2002〜2003年度版)

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