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第27回総合科学技術会議議事要旨

 


(開催要領)

1.開催日時:2003年4月21日(月)17:40〜18:40

2.場所:総理官邸4階大会議室

3.出席議員

   議長 小泉 純一郎 内閣総理大臣
   議員 細田 博之 科学技術政策担当大臣
 同
片山 虎之助 総務大臣
 同
塩川 正十郎 財務大臣
 同
遠山 敦子 文部科学大臣
 同
平沼 赳夫 経済産業大臣
 同
吉川 弘之 日本学術会議会長
 同
阿部 博之  
 同
井村 裕夫  
 同
大山 昌伸  
 同
黒田 玲子  
 同
松本 和子  
 同
薬師寺泰蔵  
  (臨時)    
   議員 坂口 力  厚生労働大臣
 同
亀井 善之 農林水産大臣
 同
扇  千景 国土交通大臣(代理 吉村 剛太郎 国土交通副大臣)
 同
鈴木 俊一 環境大臣(代理 弘友 和夫 環境副大臣)
 同
石破 茂 防衛庁長官(代理 赤城 徳彦 防衛庁副長官)



(議事次第)

1.開会

2.議事

(1)平成16年度の科学技術分野の重点事項について
(2)競争的研究資金制度の改革について
(3)第2回産学官連携推進会議について
(4)地球温暖化対策技術研究開発の推進について
(5)ヒトゲノム解読の終了と今後の研究展開について(最近の科学技術の動向)
(6)その他

3.閉会



(配付資料)

資料1−1 片山議員提出資料(PDF)
資料1−2 遠山議員提出資料(PDF)
資料1−2(別添) 遠山議員提出資料(PDF)
資料1−3 坂口臨時議員提出資料(PDF)
資料1−4 亀井臨時議員提出資料(PDF)
資料1−5 平沼議員提出資料(PDF)
資料1−6 扇臨時議員提出資料(PDF)
資料1−7 鈴木臨時議員提出資料(PDF)
資料2−1 競争的研究資金制度改革について(案)[概要](PDF)
資料2−2 競争的研究資金制度改革について(案)(PDF)
資料3 第2回産学官連携推進会議について(PDF)
資料4−1 「地球温暖化対策技術研究開発の推進について(案)」の概要(PDF)
資料4−2 地球温暖化対策技術研究開発の推進について(案)(PDF)
資料5 ヒトゲノム解読の終了と今後の研究展開について(最近の科学技術の動向)(PDF)
資料6 第26回総合科学技術会議議事録(案)(PDF)



(会議概要)

1.議事概要

(1) 平成16年度の科学技術分野の重点事項について

各省における科学技術における重点課題について、資料1−1(PDF)に基づき片山議員から説明。 資料1−2(PDF)資料1−2(別添)に基づき遠山議員から説明。 資料1−3(PDF)に基づき坂口議員から説明。資料1−4(PDF)に基づき亀井議員から説明。
資料1−5(PDF)に基づき平沼議員から説明。資料1−6(PDF)に基づき吉村議員代理から説明。資料1−7(PDF)に基づき弘友議員代理から説明。
各省からの意見を踏まえ、更に検討を進め、次回の本会議で「平成16年度の科学技術に関する予算、人材等の資源配分の方針」の案を提示することとした。



(2)競争的研究資金制度の改革について

「競争的研究資金制度改革」について、資料2−1(PDF)資料2−2(PDF)に基づき、井村議員から説明。
「競争的研究資金制度改革について(案)」については、原案通り決定し、総合科学技術会議から小泉総理及び関係大臣に対して意見具申することとした。また、関係大臣においては、本意見具申に沿って対応することとした。 本議題に関する議員の意見は以下のとおり。

【塩川議員】
 ファンディング・エージェンシーと、プログラム・ディレクター(PD)、プログラムオフィサー(PO)との関係はどういうふうになるのか。

【井村議員】
 ファンディング・エージェンシーに競争的資金をゆだねられたら、そこにPDとPOを置くことになる。

【塩川議員】
 私が去年、先生から聞いたときには、ファンディング・エージェンシーは1つで、その下に各省からの代表で構成したPD、POがある。
 そこで調整して、優先順位付けを行うと思っていた。
 現在は、各省ごと、各局ごとに予算が分割している。これにより無駄が出てしまうので、総合科学技術会議がイニシアティブをとって、そこを統一していただきたい。

【井村議員】
ファンディング・エージェンシーは、一つにはならないと思っている。それぞれに、PD、POを置いていただく。
それでプログラムディレクターの会議を総合科学技術会議の下に置き、そこでできるだけ効率的に配分できるように議論をしていただく。
これが、現在の法律のままで可能な最大限だと我々は考えている。



(3)第2回産学官連携推進会議について

 「第2回産学官連携推進会議の開催」について、資料3(PDF)に基づき、大山議員から説明。関係大臣は、引き続き協力することとした。



(4)地球温暖化対策技術研究開発の推進について

「地球温暖化対策技術研究開発の推進」について、資料4−1(PDF)に基づき、薬師寺議員から説明。
「地球温暖化対策技術研究開発の推進について(案)」は、原案通り決定し、総合科学技術会議から小泉総理及び関係大臣に対して意見具申することとした。
また、関係大臣は、本意見具申に沿って対応することとした。



(5)ヒトゲノム解読の終了と今後の研究展開について(最近の科学技術の動向)

「ヒトゲノム解読の終了と今後の研究展開」について、会議室のスクリーンを用いて、井村議員から資料5(PDF)に基づき説明。
 ポストゲノム研究を戦略的に推進しつつ、研究成果の産業化に向けた取り組みを進めていくこととした。



2.議長(内閣総理大臣)しめくくり発言

 競争的研究資金制度改革については、抜本的な改革案が取りまとめられましたので、直ちに具体的な取り組みを開始し、今後とも科学技術分野の構造改革を進めていただきたい。
 温暖化対策技術の推進については、本日取りまとめた戦略に沿って早急かつ重点的に取り組んでいただきたい。
 平成16年度の科学技術分野の重点事項について、関係大臣から提案があったが、関係大臣も役所も皆、自分の言っていることが一番重要だと思っているので、
有識者議員の皆さんにおいては一歩距離を置いて、第三者としてより公平な立場から厳しい目で評価していただき、各省庁の縦割りを排し、将来を見据えためり張りのある方針を作成していただきたい。
内閣府  科学技術政策・イノベーション担当
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