スマートシティ施策のロードマップの公開について
令和6年3月29日
科学技術・イノベーション推進事務局
プレスリリース
内閣府では、スマートシティ施策における、Society5.0の先行的な実現やデジタル田園都市国家構想の実現に向けた取組とより確実なものとするためスマートシティ施策のロードマップを作成・公開しました。
1.概要
スマートシティ施策は、科学技術・イノベーション基本計画(令和3年3月26日閣議決定)において、Society5.0の実現に向けた科学技術・イノベーション政策の一環に位置付けられ、またデジタル田園都市国家構想総合戦略(令和4年12月23日閣議決定)においても、地域ビジョンの実現に資する施策間連携・地域間連携の推進に当たってのモデル地域ビジョンの一つに位置付けられ、関係府省庁等が連携し、その推進に取り組んできました。
スマートシティ施策に関しては、実証事業の段階から実装への移行が求められており、また、スマートシティ施策の推進を通して明らかになってきた課題に対応し、スマートシティを持続可能なものとするためには、諸外国におけるスマートシティの取組も参考にしつつ、都市経営(都市マネジメント)の観点から、地域経済循環が向上するよう、様々なデータを自治体が意思決定のツールとして活用し、複数サービスの全体最適化を図りつつ、住民等の利用者目線でサービスを提供できることが必要です。
スマートシティ施策のロードマップでは、期間を2025年頃、2030年頃及びそれ以降に分け、スマートシティの実証事業の段階から実装への移行にあたり、必要とされる取組事項について、都市経営、データ連携、横展開の観点から整理し、段階的に講じる施策やその時々に実現するスマートシティの状況を示しました。
内閣府科学技術・イノベーション推進事務局では、本ロードマップの実行やフォローアップ、改訂等について、必要に応じて関係府省庁等の協力を得ながら取り組みつつ、スマートシティ施策を推進し、デジタルの便利さを実感できるまちの全国への展開を図ります。