平成22年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果(概要版)
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1.調査の目的

 本格的な高齢社会を迎え、高齢者が可能な限り住み慣れた地域社会で生活し、社会とのかかわりを持ち続けていくためには、その基盤となる住宅及び生活環境を高齢者の暮らしやすいものとすることが重要である。
 そのためには、住宅を高齢者の身体機能の低下や高齢期の多様な居住形態に対応した構造、設備とするとともに、住み慣れた地域において、高齢者が必要とする様々な社会機能や安心して不自由なく外出、買物などができる環境の整備が必要である。
 このような観点から、本調査においては、高齢者の住宅と生活環境に関する意識等を把握し、今後の高齢社会対策の推進に資することを目的としている。

2.調査対象者、調査方法等

(1)調査対象者
全国の60歳以上の男女

(2)調査方法
調査員による面接聴取法

(3)調査事項
ア 調査対象者の基本属性に関する事項
イ 基本的生活に関する事項
ウ 住宅・生活環境に関する事項
エ その他に関する事項

(4)調査実施期間
平成22年11月4日~平成22年11月14日

(5)標本抽出法
層化2段無作為抽出法

(6)標本数及び有効回収数
ア 標本数 3,000人
イ 有効回収数(率) 2,062人(68.7%)
ウ 調査不能数(率) 938人(31.3%)
エ 不能内訳
  転居 48(1.6%)
  長期不在 98(3.3%)
  一時不在 228(7.6%)
  住所不明 15(0.5%)
  拒否 451(15.0%)
  その他 98(3.3%)

(7)調査委託機関
社団法人 新情報センター

3.調査の協力者

 この調査は、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付高齢社会対策担当が実施した。また、実施に際しては次の学識経験者の協力を得た。

狩野 徹 (岩手県立大学社会福祉学部教授)
鈴木 晃 (国立保健医療科学院健康住宅室長)
田中 直人 (摂南大学理工学部教授)
中村 文彦 (横浜国立大学大学院教授)
蓑輪 裕子 (聖徳大学短期大学部准教授)

4.調査対象者の基本属性

性別・年齢階級別構成(F1・2)
  性別 年齢階級別
総数 60~64歳 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85歳以上
平成22年

2,062

979 1,083 574 500 457 322 147 62
100.0 47.5 52.5 27.8 24.2 22.2 15.6 7.1 3.0
平成17年 1,886 845 1,041 482 433 417 292 167 95
100.0 44.8 55.2 25.6 23.0 22.1 15.5 8.9 5.0
平成13年 2,226 1,017 1,209 535 670 523 322 124 52
100.0 45.7 54.3 24.0 30.1 23.5 14.5 5.6 2.3

5.調査結果

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