平成26年度 一人暮らし高齢者に関する意識調査結果(概要版)
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1 調査の目的
65歳以上の一人暮らし高齢者の増加は、男女とも顕著である。一人暮らし高齢者の増加に伴い、一人暮らし高齢者の安全安心の確保、孤立化の防止、地域活動の活性化によるコミュニティの再構築を促進する必要がある。このため、本調査研究では、一人暮らし高齢者の生活上の心配ごとや困りごと等を始めとした意識、ニーズおよび地域における世代を超えた支え合いの現状について把握、分析するとともに、今後の施策推進の基礎資料とする。
2 調査対象者,調査事項,調査方法等
(1) 調査対象者
全国の65歳以上の一人暮らし男女
(2) 調査方法
調査員による個別面接聴取法
(3) 調査事項
- 幸福感、不安に関する事項(Q1~Q3)
- 人とのつきあいに関する事項(Q4~Q6)
- 商品の購入・振り込め詐欺に関する事項(Q7~Q9)
- 外出・通院に関する事項(Q10,Q11)
- 将来の準備に関する事項(Q12~Q17)
- 楽しみに関する事項(Q18)
(4) 調査実施期間
平成26年12月4日(木)~12月14日(日)
(5) 標本抽出方法
層化二段無作為抽出法
(6) 標本数及び有効回収数
- ア.標本数
- 標本数 2,624人
- (当初標本数は3,000人であったが、実際に訪問したところ、対象者が子供と同居しているなど、本調査の対象に該当しないことが判明した者は376人であったため、実際の調査標本数は2,624人となる)
- イ.有効回収数(率) 1,480人(56.4%)
- ウ.調査不能数(率) 1,144人(43.6%)
- エ.不能内訳
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転居 210人 長期不在 79人 一時不在 313人 住所不明 50人 拒否 405人 その他 87人
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(7) 調査委託機関
一般社団法人 新情報センター
(8) 調査の協力者
本調査は、内閣府政策統括官(共生社会政策担当)の委託研究の一環として、一般社団法人 新情報センターが以下の学識経験者の協力を得て実施した。
- 香山 リカ(精神科医、立教大学現代心理学部映像身体学科教授)
- 佐藤 博樹(中央大学大学院戦略経営研究科教授)
- 澤岡 詩野(公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員)
- 藤森 克彦(みずほ情報総研株式会社社会保障・藤森クラスター主席研究員)
(五十音順 敬称略)