平成19年度エイジレス・ライフ実践者

北海道・東北 | 関東・甲信越 | 東海・北陸 | 近畿 | 中国・四国 | 九州 | 関連団体

○北海道・東北ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
北海道
(東神楽町)
くぼた としあき
窪田 稔昭
78  自ら習得した書道、墨絵、詩吟などの技芸を活かし、老人クラブ等の地域活動の講師として活躍している。
 また、剣道や弓道の技術指導を行い、児童・青少年の健全育成に努めるほか、GTA(老人先生)会長として小学校での農園づくり、作物作り指導や昔遊びの伝承を行い、通学路の巡回活動で児童の安全確保に取り組んでいる。
 何事にもチャレンジ精神旺盛で、卓越した技芸を活かした活動を継続している。
宮城県
(登米市)
わたなべ のりお
渡辺 則夫
66  障害児者の方々が地域で安心して生活するための支援組織「サンフラワー・サポート・エイト会」(SSE)の組織確立に尽力した。明るい福祉社会を創造するために、心身障害児者の方々と各種行事におけるボランティア活動を通じて、レベルに合わせた対話・交流活動を積極的に推進。また、平成17年度に宮城いきいき学園に入学、学友と一緒に元気高齢者の組織「学遊4期会」を設立。リーダーとして新たな地域活動に取り組んでいる。
山形県
(新庄市)
なかの しゅういち
中野 修一
82  定年後、趣味であったスキーの指導員の資格を取得し、毎年県内の小中学生から中高年まで全年齢層に対してスキーの指導に駆け巡り、スキーの楽しさを伝えている。82歳という高齢ながらスキーの実技指導はもちろん、自らの技術向上にも真摯に取り組んでおり、その情熱は衰えることがない。また地元の競技団体の会長としても指導力を発揮するなど、地域の生涯スポーツの振興に多大な貢献をしている。
福島県
(二本松市)
わたなべ しんさく
渡邊 晉作
86  健康である限り自己のもつ能力を何らかの形で発揮し、世の中に貢献しながら充足感をもって生きていくことが高齢者の理想だと考える。そのため、退職後の貴重な時間を有意義に送るためにも現在おかれた自分の立場を最大限に生かし、少しでも社会に貢献できればと、80歳を超えてなお論文等を通して行政などへの提言を行っており、主として市や県、国などが公募する各種の提言等に挑戦している。
福島県
(郡山市)
えんどう まさこ
遠藤 正子
95  退職後、花や野菜作りの合間に、洋裁や革細工などに勤しみ、79歳から手芸を本格的に学び始め、現在ではパッチワーク、刺し子のベッドカバーなどデザインの考案、素材選びと全て自分で行っている。年々高度な作品に取り組んでおり、95歳とは思えない旺盛な制作意欲を持っている。
福島県
(須賀川市)
くるまだ けさの
車田 ケサノ
81  55歳の時に一念発起し弓道を始め、自ら毎日2時間の練習に励んでいる。現在は錬士5段の立場で弓道教室の子ども達を指導している。福島ねんりんピックにおいて5年連続で弓道女性部門の最高齢者賞を受賞中であり、全国健康福祉祭の出場時にも優秀な成績を修めている。その他、市民介護相談員や食生活改善推進員として社会奉仕活動にも積極的に関わっている。
○関東・甲信越ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
茨城県
(潮来市)
しばはら しげお
柴原 成男
81  退職後自分の特技である陶芸をとおして制作の喜びを広く知ってもらおうとボランティアで陶芸教室の指導を始める。自らの手で土をこね造形していく過程は,自己を見つめ直す良いきっかけとなり,現在の心の状態が作品に現れる感覚を知ってもらおうと意図して教室を運営している。また,子供達の情操教育の観点からも積極的に課外授業で陶芸を指導し,近年失われつつある土とのふれあいを伝えようとしている。
埼玉県
(蕨市)
とみざわ きろく
富澤 喜六
78  昭和55年より、わらび剣友会の初代会長として会の運営ならびに青少年の育成を行なっている。現在も顧問、師範として指導にあたる一方、自身も毎日稽古に励み、若い世代の手本となっている。剣道を通じ、青少年の育成や高齢者の健康維持につながるよう普及・発展させたいと思っている。17年度埼玉県高齢者剣道大会優勝。平成16年、全日本剣道連盟より剣道有功賞を受賞。
東京都
(北区)
かざみ びん
風見 敏
94  シニア健康スポーツフェスティバルTOKYO剣道大会での優勝実績を持つ傍ら、現在でも都内最高齢剣士として稽古に励んでいる。また、地区剣道連盟の指導者として後身の育成に当たるとともに、平成11年に東京都高齢剣友会を発足させ、翌年会長に就任。一剣士としてだけでなく、大会・研修会の実施等、会のリーダー役としても活躍、後身の手本となっている。
東京都
(武蔵野市)
なかつ あつし
中津 純
77  63歳で市が募集していた「緑のまちづくりレポーター」制度に応募し、市内緑化環境の調査や公園花壇の管理等の活動を13年間継続、その活動を通じ、グリーンアドバイザー資格を取得。それを機に地域住民を対象とした自然環境保全活動を行うNPOへの参加のほか、小学校での落ち葉の堆肥作り等、緑を通じた地域貢献活動に関わっている。その他、小学校での「昔の暮らし」紹介、地域コミュニティセンターの運営委員等、活動は多岐に亘る。
新潟県
(十日町市)
おのづか ひでじ
小野塚 英治
85  妻の介護、新聞配達をするかたわら農村歌舞伎継承活動の指導者(座長)として地域で活躍している。また、女形(おやま)として若い娘役が得意であり日々研鑽に励み高齢者の手本となっている。地芝居の舞台では85歳とは思えぬ立ち振る舞いに全国の地芝居愛好家から絶賛を浴びている。歌舞伎を通し全国に友達や仲間がおり、全国座長会議には堂々と意見発表を行っている。
山梨県
(富士吉田市)
わたなべ ひろみち
渡邊 廣道
77  人との関わりが好きで、いろいろな人に接したり、自分で調べたりしていくうちに様々な趣味に興味を持つようになった。現在では非常に多趣味であり、民謡・尺八・獅子舞・園芸等に熱心に打ち込んでいる。特に獅子舞は地区のグループで年間を通じて地域の祭りに参加している。また伝統芸能の後継者育成にも真剣に取り組んでおり、現在、小学生3名・中学生3名に毎週獅子舞を指導している。
長野県
(飯田市)
さとう かつろう
佐藤 克郎
74  退職後に、保育の充実のため腹話術の技術を習得して地域貢献に務める。その後腎臓ガンの治療のため中断したが、入院中に聞いた知人の「せめて今日一日、明るく楽しく生きたい」に共感し活動を再開した。以降、腹話術寸劇を中心に、「音楽療法と回想法による心と身体の介護予防」(歌ったり、手指を動かしたり、歌による回想を通じて高齢者を元気づける。)などを実践し、毎年100回の公演を目指し活動を続けている。
さいたま市
(見沼区)
しばはら たかじろう
柴原 孝次郎
69  ハーモニカや写真技術、ウクレレ演奏など、柴原氏自身が興味を持ち、長い年月をかけ、習得した数多くの技能技術を、現在積極的に地域住民などに指導や提供を行っている。また地域の防災管理者や地域防犯推進委員なども勤め、地域社会の防災・防犯に貢献している。
横浜市
(緑区)
ふくだ しょうこ
福田 昌子
84  引きこもりを防ぐため、地元の若い人を中心にした食事会のボランティアグループを立ち上げ、その後身近な地域の方の様子から、高齢者や障害者を対象にしたボランティアグループを4つ立ち上げ、地域住民のリーダーとして活躍をしている。 (グループ内訳)  ボランティアばら(食事会)、なすびの花(中途障害者のリハ教室)、すみれの会(虚弱老人のミニデイサービス)、高齢者配食サービス、ボランティアのコーディネーター
横浜市
(緑区)
はやし しう
林 シウ
80 ・食生活等改善推進員として地域で健康づくり活動を展開するほか、自宅の畑で栽培した野菜を用いて、漬け物、煮物などの野菜料理を地域に普及する活動を幅広い年代を対象に行っている
・長津田小学校の「ながつた学援隊」で通学路の安全パトロール等の活動に参加している。
・長津田史跡巡りの案内を平成5年から年1・2回行っている。
○東海・北陸ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
富山県
(小矢部市)
たかはし いわかず
たかはし いわかず
76  63歳で退職後、小矢部市の桜町遺跡から瓢箪が出土したことから、瓢箪を活力とした街興しを開始して13年目。 遺跡近くにある桜町JOMONパークで縄文の土を利用して大規模な棚を造り、縄文瓢箪と称して栽培。1年を通して瓢箪の花見の宴、収穫祭、作品の展示会、世代間交流にも熱心で加工体験等も実施。 平成14年には、瓢箪による地域の人々との交流の要として「ひょうたん縄文の会」も結成。
福井県
(福井市)
こばやし じゅんこ
小林 順子
74  「越前時代行列」の着付けをボランティアで行なうなど、30年の長きに亘り、地域社会活動の発展に大きく貢献している。
 また、日本人だけでなく、外国人留学生に対しても着物や浴衣の着付けを行うなど、国内外に日本の伝統文化である着物の魅力を幅広く発信している。
 年齢や国籍を超え、常に幅広く新しい活動を生み出していく姿勢は他の模範となっている。
愛知県
(大府市)
ひらで ときこ
平出 時子
81  草取り、どぶ掃除、道路の掃除など、地域の奉仕活動に参加している。また、婦人会や盆踊りの稽古にも参加し、地域との付き合いは深い。特に金山寺味噌づくりは講師をするほどの腕前で、年に1回、近隣の高齢者世帯に配っており、その配布を待ちわびる家庭も多い。また、趣味も豊富で、民踊、詩吟、書道などを精力的に行い、趣味を生かして、施設などの慰問も仲間と一緒に積極的に続けている。
愛知県
(小坂井町)
ふかい のぶお
深井 信雄
75  退職後、本格的に登山を始め、単独で日本三百名山、全国都道府県の最高峰に指定された山及び日本標高ベスト百山を登頂し、今までに全国約900山を登頂しており、生涯目標としている1,000山の達成に向け活動している。
 目標達成後も好きな山に何回も登り、生涯で登った中から自分の1,000山を作りたいなど新たな目標を掲げ、それを実行しようという強い気持ちを持ち生き生きとした生活を送っている。
三重県
(伊勢市)
いさか ますみ
井坂 益水
73  35年間の家具製作業の技術を活かし、古い家具の再生や創作家具の製作を楽しむほか、平成9年より子どもや成人を対象とした木工教室の生涯学習講座講師として活躍。
 また、「伊勢市生涯学習フェスティバル」の実行委員や、木工道具や機械類の手入れなど、様々な面でボランティアとしても活動している。
 平成8年~15年まで伊勢市工芸指導所運営協議会委員会に参加、平成11年からは伊勢伝統工芸保存協会理事となる。
○近畿ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
滋賀県
(東近江市)
いりえ たへい
入江 太平
94  写真やビデオの撮影や、またグランドゴルフなどのスポーツにもに熱心に取り組むなど、生活全般にわたり何事にも旺盛な好奇心を持って取り組んでいる。滋賀県彦根市で盛んな「カロム」ゲームを誰でも楽しめるよう工夫した器具を製作して普及に努めたこともあり、近隣のデイサービスセンター利用者との会話のため施設を訪問するなど、地域に根ざした活動をしている。
大阪府
(茨木市)
おだ くいち
小田 九一
80  サラリーマンとして就業してきた仕事から一転、退職を機に剪定技術や若い頃に培った英語力を生かして、単なる個人の活動にとどまらず、他の高齢者に指導しているほか、異文化交流を図っている。この年齢にとらわれず活動し続けていることが高齢者の社会参加の模範となっている。
奈良県
(大和高田市)
ふじき てるお
藤木 照男
78  退職後、「なら高齢者大学」を受講後、地域活動に主体的に関わり、従前から学んできた考古学を活かして「遊悠会」を結成。広く受講者を募集し、考古学だけでなく、軽スポーツ、拓本、ボランティアなどの教室を開催している。退職高齢者の生きがいづくりや仲間づくりのモデル的な活動として県全体で活動している。
和歌山県
(和歌山市)
かなた あきら
金田 章
75  「健康生きがいづくりアドバイザー」として、高齢者の意識改革や健康福祉活動に努める。
 また、紀州語り部の一員となり和歌山県の優れた歴史・文化について、県内外の多くの方に知っていただくため観光ガイドを行っている。
○中国・四国ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
鳥取県
(鳥取市)
たなか あきお
田中 昭雄
73  学生のときから始めた音楽、美術、陸上競技を教員生活を通し続けた。現在も、市交響楽団にてバイオリン奏者として活躍。絵画においては国内外の美術展で受賞多数、個展の開催も意欲的に行う。また、陸上競技ではマスターズ陸上に出場し、大会新記録を出すなど、優れた体力を維持。好奇心旺盛で、最近は俳句に興味を持ち、俳誌に投句・掲載。市出身の俳人「尾崎放哉」の研究とその成果を新聞紙上に掲載するなど活動は多岐にわたる。
鳥取県
(鳥取市)
おさき しげる
おさき しげる
74  大学教授を定年退職後、育児サークルの母子に農作業を体験させるボランティア組織及び地域の文化財:伝統行事を掘り起こす「ふるさと塾」の指導者ほか地域住民のリーダーとして活躍。
 また、平成5年、全国の日本酒愛飲者に呼びかけ「杉の雫・吟醸の会」を結成。11年間、会長として酒米栽培や醸造用水資源確保のため山林を守るキャンペーンを展開。植林活動のほか大阪での出前講座などを行っている。
鳥取県
(智頭町)
ささき とよぞう
佐々木 豊蔵
92  92歳の高齢の現在まで、地域の社会活動等に率先して参加、地域住民に勇気と希望を与え続けている。
 特に、永年続けているゲートボールは指導員として、又審判員として各種大会に参加、高位入賞するなど、地域にはかけがいのない存在である。また、子どもたちに昔の遊び等を教えるなど、世代間交流や趣味を活かした手作りの工作物を小学校に寄付する等の活動を継続している。
山口県
(美東町)
みやざき けんいち
宮崎 謙一
82  介護ボランティアの支えにより交通事故から回復したことにより、自分も何か人の役に立ちたいと思い、退院後、紙芝居と出会い、その魅力に惹かれ、地元保育園、幼稚園、児童センター、図書館等で幼児から小学校低学年を対象に公演している。また、近年はこども見守り隊の一人として、子どもを夕方まで公民館で面倒を見ている。70歳を超えて新しいことに取り組み、他世代を支える様は、エイジレス・ライフ実践者に相応しい。
山口県
(周南市)
やまもと せいいち
山本 精一
82  平成5年に、山口県シニア専門家発展協会に入会し、ボランティア活動として、栽培した花の無償配布をしてきた。また、孫の壊れたおもちゃの修理して喜ばれたという体験を活かして、自身と企業OB及び地元高専生徒の計約20名で開設した「周南おもちゃ病院」は、子ども達の「科学する心」、「物を大切にする心」を育むものとして、地域で高く評価されている。こうした活動は、エイジレス・ライフ実践者に相応しい。
徳島県
(徳島市)
やまもと はつこ
山本 初子
70  現役引退後にお手玉遊び講師の資格をとり、地域の子育て支援に力を注ぎ、徳島市親子ふれあいプラザボランティアの一員として各地の施設で幼児、子供、保護者を相手にお手玉遊び、お手玉作りを行う活動を続けてきた。最近では、母子寡婦福祉連合会の副会長として母子家庭の子育て支援に力を注ぎ、老人クラブ若手部員として老人クラブ活動にも積極的に協力している。
香川県
(高松市)
にい おさむ
新居 修
78  老人クラブ活動での貢献に加え、県指定の「むらの技能伝承士」の技能を生かして地元の史跡祭や文化祭のイベント及び保育所、幼稚園、小学校での親子ふれあい学習などに協力し、竹細工(竹トンボ・カニ・紙鉄砲ほか)や和凧(香川の伝統凧、アンパンマン凧、武者絵凧)作りの指導を行うなど、郷土の子ども達の育成指導に励み、教員時の美術的技能を高齢期の生活で社会に還元している。
愛媛県
(松山市)
わたなべ ひでお
渡部 秀雄
83  退職後、保護司・民生児童委員・少年警察協力委員を歴任しながら、10年余継続して愛媛県警察学校や法務省松山学園(少年院)の講師を勤め、非行防止と更正援助に尽力している。
 また、地区では高齢者の生きがいや相互扶助の明るい地域づくりのため(1)地元児童との文通や伝承遊びによる交流(2)石手川公園の清掃(3)グラウンドゴルフ大会・秋季大運動会の開催(4)高齢者学級・趣味の作品展の開催(5)子供見守り隊の活動などを行っている。
○九州ブロック
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
長崎県
(長崎市)
みたむら しずこ
三田村 シズ子
65  長崎市国際観光コンベンション協会のボランティアガイドとして活動するほか、長崎市平和推進協会の平和案内人や長崎さるく博のさるくガイド等を行っている。
 また、平和の尊さや戦争の悲惨さを訴えるために、平和公園などで観光客や修学旅行生へのガイドを自主的に実践している。
熊本県
(高森町)
あんどう こうし
安藤 幸之
84  退職後書道教室を開き、現在まで約24年間に亘り無償で指導し高齢者には生き甲斐を、子供には躾まで指導し、青少年の健全育成にも貢献している。又、瓢箪(ひょうたん)栽培を普及し、40名ほどの仲間が集い、品評会等を催し高齢者の生き甲斐づくりに寄与している。自らも、毎日の朝食作りを20年以上続け、健康であることから、近所の道路や空き家などの清掃をボランティアで行っている。
熊本県
(阿蘇市)
やまね やすひで
山根 康英
70  教員時代から続けてきた筋力トレーニングを退職後も継続。平成9年からは競技会にも参加し、全日本社会人体操選手権60代の部では個人優勝し、70歳になった現在でも、鉄棒で大車輪をこなすほどである。地域においてもその能力を活かし、「転倒予防サポーター」として、地元の公民館等で積極的に転倒予防体操や、脳生き生き体操などを普及させる活動を積極的に行っている。
宮崎県
(都城市)
まえだ ひろし
前田 宏
74  子ども達が「自然と遊びながら学ぶ」機会が減っていることを目の当たりにしたのがきっかけで、木材関係の仕事で培った知識を活かし、山や川で昔の遊びや、植樹体験といった子ども達へ自然と親しみ・愛着を持たせる機会を提供。
 また、植樹や森林の遊歩道整備など森林保全活動、蕎麦の植え付け、収穫などの農業体験など、地域のいろいろな分野の達人達と連携し、体験型学習の場を提供するコーディネーターとしても活躍している。
宮崎県
(五ヶ瀬町)
まつもと ゆきやす
松本 幸安
82  郷土に400年以上受け継がれる「荒踊り」の猿面を形どった工芸品「魔よけ猿」の唯一の製作者。農業一筋で、粘土や焼物に関する知識や経験の無い中で、60歳を過ぎてから、製作開始活動に携わり、以来20年間製作を続けている。
 郷土の歴史・文化・工芸品を後世に伝承するため、地域の小学校で卒業記念として「魔よけ猿」製作指導を行っている。また、保存会を立ち上げ、後継者育成にも力を注いでいる。
宮崎県
(五ヶ瀬町)
よしむら ふゆの
吉村 フユノ
87  買った材料だけではなく、古着やチラシ、貝殻やヤクルトの容器等を利用し、おじゃみ、置物、飾り、キーホルダーなどを製作、近所の人や子どもを始め、保育園や小学校、社協などへ寄贈したり、製作の指導をしている。
 また、「お手玉遊び」や「手遊び」を小学生に教えたり、読み聞かせボランティアグループの講師として町内外に呼ばれて活動している。
 高齢者の持つ技術のみならず、温かさを多くの人に伝えている。
沖縄県
(那覇市)
おおみね よねこ
大嶺 米子
82  那覇市の老人福祉センター講師として、18年間レクリエーション体操の指導を行い、高齢者の健康づくり、生きがいづくりに尽力するとともに、後輩の指導や指導者の人材育成に努めた。また、ラジオ体操やジョギング等の実践指導、普及活動を通じて市民の健康増進に努めるとともに、様々なボランティア活動への参加・協力を行っている。
北九州市
(門司区)
ごとう いたる
後藤 至
70  地域の行事や地元小学校等の行事、また市民センターでの活動など積極的に活動している。
 また、地元の伝統芸能である「羽山太鼓」を復活させ、20年にわたり地域の子供たちに教えるなど伝承活動を積極的に行っている。
 現在は、子供への伝承活動だけでなく、羽山太鼓の保存活動も行っている。
 この羽山太鼓の厳しい稽古を通して、子どもたちに地域伝統芸能の郷土愛の育成や、集団生活での礼儀等青少年の健全育成に貢献している。
○関連団体
都道府県・指定都市・団体名 (ふりがな)
氏名
性別 年齢 エイジレス・ライフの概要
(150字~200字以内)
(財)あしたの日本を創る協会
(栃木県・宇都宮市)
こもりや まさこ
籠谷 雅子
78  生活学校のメンバーとしてレジ袋の削減に取り組み、マイバッグ持参運動を推進。マイバッグコンクールでアイデア豊かな作品で度々の優秀賞を受賞する。平成17年には栃木県環境モニターを務める。また、月1回開いている「子どもとママのサロン」にもボランティアとして参加、子育て支援活動でも活躍する。団地のゴミ問題に取り組み、持ち前の粘り強い行動力で、市内で一番汚いといわれた団地を環境模範地区にさせるなどの実績を持つ。
(財)逓信退職者連盟
(北海道・恵庭市)
すのうち てつや
簾内 哲哉
73  少年軟式野球の指導者及び青少年スキー教室の指導者として現在も活躍。
 軟式野球の公式審判として年間200試合を務める。
 育成した青少年は、甲子園球児も含め約500名となっている。
 また、スキーの各種大会の競技役員のかたわら、オリンピック・アルペン競技女子選手(川端絵美)も育成した。
 平成19年2月のノルディック・ワールドカップ大会競技委員としても活躍した。
(財)逓信退職者連盟
(東京都・東久留米市)
くにしげ のぶる
國重 暢
75 1 手紙文化の継承と絵手紙を通じて地域文化の向上をはかるため、郵便局カルチャー教室、市民大学、社会福祉協会「くるめ塾」の講師のほか、市民サークルの指導を行っている。また、文化協会理事のほか、市内近隣老人ディケアセンター月11回訪問している。
2 また、自治会長を13年間(東久留米自治会連合会副会長7年間)務めており、地域活動、自主防衛組織の責任者として活動している。市環境整備計画推進市民委員も務めた。
(財)逓信退職者連盟
(熊本県・熊本市)
おがた けんし
緒方 健司
86  永年培ったサッカーの経験を生かし、サッカー愛好者の拡大を図るために、先ずは少年サッカー育成に努めキッズサッカー協議会を設立、育成強化に努めてきた。
 更に、早くから高齢者スポーツの必要性にも気づき本人自ら「生涯現役」をモットーに指導育成とともに、本人も現役として活動を続けてきた。
 指導者としても昭和49年には静岡県以西で組織される西日本サッカー連盟を中心になって設立、初代理事長に就任以後、会長として努めてきた。
(財)日本レクリエーション協会
(埼玉県・川島町)
うづき きょうこ
卯月 京子
72  教職員当時より、レク活動・フォークダンス、民踊に取り組み、県内各地に拡げた民踊の会を中心に高齢者の支援活動を展開。退職後もこれらの活動で得た知識と技術を活かし「踊りで医者いらず」と高齢者のやる気と元気を創り出し、共に生き生きと活躍している。全国レベルの指導者養成も勢力的に取り組み、健康づくり、仲間づくり、明るい地域づくりをめざしている。
(N)ライフ・ベンチャー・クラブ
(東京都・稲城市)
わたなべ ようこ
渡部 陽子
70  中学校在職中から、思春期の発達課題達成のための自己実現に向け支援・援助をしてきた。
 いじめ・不登校が増え若者から活力を奪っている問題の温床は一般国民の心理社会的日常生活にあると、定年退職後、NPOを設立、改善に向け保育付子育て家族支援講座を9年間主宰してきた。修士論文で不登校増加抑制のための国民運動を提案し、ネットいじめ・ネット依存症対策として対応力育成をし、大人の責任を果たそうと普及啓発中である。