独立行政法人国立病院機構 岩国医療センターボランティアの会
~医療センター職員と協働で、来入院者をサポート~

団体名 どくりつぎょうせいほうじんこくりつびょういんきこう いわくにいりょうせんたーぼらんてぃあのかい
独立行政法人国立病院機構 岩国医療センターボランティアの会
地域 山口県岩国市
構成員 40名(65歳以上の者の占める割合:57%)
活動概要 社会福祉協議会への医療ボランティア要請をきっかけに、社会の役に立ちたいとの思いを持った有志が会を立ち上げ、車いすの介助、再来受付機の操作案内、入院病棟での図書の貸し出しなどを行っている。
表章の事例区分 福祉、保健
キーワード 医療ボランティア

(注)構成員等は、平成25年4月1日時点

活動のきっかけ

今日も明るくボランタリー

医療センターから依頼を受けて有志が立ち上げ

 平成11年岩国医療センターから岩国市社会福祉協議会に医療ボランティアの要請があったことがきっかけとなりました。病院の中には専門家でなくてもできるサポートがあることと感じ、ボランティアとして医療センターに来院する方々の役に立ちたいとの思いをもった有志一同により、会を立ち上げ、活動を開始しました。立ち上げ当初は再来受付機の操作の介助や案内が主な活動でしたが、センター来訪者が最初に足を踏み入れる外来ホールでは、玄関前の清掃や送迎介助、車椅子の点検整備やタイヤの空気充填なども行っています。また、平成25年4月には新設された緩和ケアセンターでの活動も開始しました。

活動内容や現在の活動状況

緩和ケアセンターでの協力活動


ケアセンターには患者さんのご家族も

外来から緩和ケアセンターまで幅広くサポート

 年末年始、土日祝日を除く平日の午前中が活動日で、専門家でなくてもできるサポートを行うことで、来院者や入院患者、またそれらのご家族が少しでもよい状態のもとで診療を受けられるように、病院職員と協力しながら活動しています。
 再来受付機の煩雑な操作や入力手続の補助は、具合の悪い時などは不安や戸惑いから苛立ちを感じる人、システムに不慣れな高齢者などにとっては大変ありがたいサポートで、ボランティアの会立ち上げ当初か ら行っている活動のひとつです。外来ホールでの活動では、各所への案内も行っています。
 また、入院患者向けには希望図書の配布や朝刊の差し替えなどを行っています。
 平成25年度からは、同年に新設された緩和ケアセンターでも活動要請に従い、全人的医療ケアのサポートを始めました。
 患者やご家族へのお茶のサービス、生花の水替えや簡単な清掃などの日々の活動に加え、絵画講座や写真、手芸などのサポートや、医療センター内でも四季の移り変わりを楽しんでもらえるよう、ひな祭り(3月)、七夕(7月)、お月見会(10月)、クリスマス会(12月)などの行事を企画実施しています。緩和ケアセンターでは、患者の心理状況や社会的側面なども含め幅広く考慮し、患者やそのご家族と接することが必要だとボランティア一人ひとりが自覚し、これまで以上に細かい心配りをもって活動に取り組んでいます。患者やそのご家族の役に立つべく、ボランティア会員はやりがいを感じながら、精力的に活動しています。

ポイント、工夫している点

ボランティアが主体となって参加を呼びかけ運営

 ボランティアとして活動するにあたって必要なことは、来院、入院中の患者さまが少しでもよい状態のもとで診療を受けられるように、サポートしたいという奉仕の気持ちと自分自身が健康であることです。病院には様々な庶務業務が発生することがあり、病院側の要請に応じて対応ができるボランティアを、病院ホームページや毎月発行される「岩国医療センターだより」等で広く募集し、市民の積極的な参加を呼び掛けています。
 また、年に1回、岩国市が主催し岩国市市民会館で「市民活動カフェ」と称して開催されるボランティア活動グループの活動報告・交流会には毎年参加し、ボランティアの必要性や意義を広く広報することによって、ボランティア参加者の呼び込みに成功し、運営を充実させています。

課題と今後の展開

医療センターと協働して、更なる活動の充実を目指して

 「その人がその人らしく生活できるよう支援します」という緩和ケアセンターの病棟目標に基づき、専門家でないボランティアであるからこそ活躍できる場も多数あると考えており、医療センターの要望に従い、職員と協力して患者さまとそのご家族に心身ともに安らいでいただける場を提供するお手伝いをしていきたいと考えています。
 活動の場は広がっても、会設立当初からの奉仕の志を忘れることなく、新メンバーともコミュニケーションを図りながら、活動を充実させていく構えです。