湘南ハイツみどり会
魅力ある地域コミュニティの理念は、「クラブ活動そのものが友愛活動」。
団体名 | しょうなん はいつ みどりかい 湘南ハイツみどり会 |
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地域 | 横浜市 |
構成員 | 150名 [構成員数/65歳以上の者の占める割合:100%] |
活動概要 | 老人会として立ち上がり、長い間活動実績を積み重ね、地域に根差した積極的な活動を行っている。一人暮らし等の高齢者の見守り活動や、支え合い活動、健康活動、生きがい活動、文化、教育活動にも熱心に取り組んでいる。 |
(注)構成員等は、平成26年4月1日時点
楽しさを追求した活動で会員数は10年前の2倍。
仲間が集まってそばを打ち、天ぷらを揚げ、それをみんなでおいしくいただく。そんな楽しいひとときを習慣にしている団体があります。
毎月第1水曜日、会員が自治会館に集まってそば打ちと昼食会を楽しむ「水曜サロン」を開催しているのは、「湘南ハイツみどり会」。「クラブ活動そのものが友愛活動」という活動理念のもと、157名の会員が親睦を深めながら地域に根ざした活動を行っています。
「湘南ハイツみどり会」のルーツは、昭和56年に設立された地域の老人会です。33年以上もの長きにわたり、着実に実績を積み重ねてきました。地域に根ざした積極的な活動のおかげで会員数は年々増加し、現在では10年前のほぼ2倍になりました。
暮らしの安心を支える訪問・声掛け・見守り活動。
「クラブの活動で特に重要なのが、日常的に行っている訪問・声掛け・見守り活動ですね。これは、会員のほぼ全員を対象に、役員11名が12〜13世帯ずつ分担して家々を訪ね歩くもので、毎日の暮らしの安心につながっています」と語るのは、会長を務める横瀬さん。
地域コミュニティを大切にする姿勢は、様々な活動から窺えます。冒頭で紹介した「水曜サロン」は、会員の居場所・たまり場をつくる上で大きな役割を果たしています。
クラブの活動は活発で、年4回の誕生会、社会奉仕活動として毎月1回の大公園と自治会館周辺の清掃、バザー収益金による災害支援を実施。さらに、健康活動として、毎週水曜の公園体操と第4金曜の歩こう会。生きがい活動として、第1水曜のそば打ちと昼食と歌声喫茶、第2水曜の手づくりの会、第3水曜の着付け教室、第4水曜の麻雀教室。勉強会として、毎週水曜のパソコン教室、社会見学や時節に合わせた講演会。その他にも自治会の災害時避難支援制度にも積極的に参加するなど、様々な活動を行っています。
老人会に魅力があれば人は集まるという信念。
「湘南ハイツみどり会」が活動の目玉となるそば打ちを始めたのには、理由があります。
「多くの方に入会していただくには、魅力あるクラブづくりが不可欠です。そこで考えたのが、友達づくりやひきこもり防止が図れる楽しい参加型サロンでした。会員にそば打ちの先生がいたので、そば打ちと食事会を考えました」と横瀬さんは語ります。
最近では、小学校1年生のクラスと初めて交流会を開催しました。また、現在の会員は女性のほうが多いですが、男性の加入が増えてきています。これまでにない新たな展開は、今後の会の運営を一層活性化させそうです。